2015/05/21取材, 技術

【製品】KOTOBUKIモノづくりファイル☆石橋を叩いて商品化したフレームレス水槽

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 「人のやらんことを面白がって、質のええ商品をつくろうやないか!」。
突然の大阪弁で恐縮です♪
大阪に本社を置き、来年創業50周年を迎えるKOTOBUKI。
冒頭のかけ声こそが、商品開発におけるKOTOBUKIの昔からの企業姿勢だということをご存じでしたか?
ん?大阪弁なのでカッコ悪い(笑)?
では言い直してみましょう☆
【他の追随を許さない独創性のある高品位な商品開発】☆☆☆
ん~、なんか会社案内に出てくる紋切り型フレーズ(笑)
悪くはないけど、やっぱり大阪弁のほうがわかりやすいですし、企業としての意気込みやパワーを感じますよね。

 

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今やスタイリッシュな水槽として主流になりつつあるのが、「フレームレス水槽」と呼ばれる商品です。
今から約10年程前まで、水槽といえば上下の樹脂フレームや端面を樹脂の支柱で補強施工することが一般的でした。
そこで「水槽はインテリアの要素が高い!もっと見た目をすっきりさせよう!」と、水槽から樹脂フレームを取り外した商品「フレームレス水槽」の開発が始まったのです。
ユーザーからの熱い要望に応えるためにも☆

 

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掲げたテーマは、【絶対に安全だという確信が持てる商品にする】ということ。
商品開発に対する柔軟な発想とはまた違った、強固な姿勢がそこにありました。
水槽から樹脂フレームをなくしたことで、安全性は大丈夫か。
見た目にこだわるあまり、耐久性はおろそかにされていないか。
これまでの水槽メーカーとして水槽を作り上げてきた職人たちの技術を結集して、実験を繰り返しました。
商品の信頼性に重きを置くために、とことん時間をかけたのです。

自社の実験だけでなく、専門家からの意見も十分取り入れました。
そして2003年に「クリスタルキューブ」を、2004年に「レグラス」の名称で正式に商品化されました。
実際に使用するユーザーの安全性を考えた商品の誕生でした。
そうした経緯によって、KOTOBUKIのフレームレス水槽は今や揺るがぬ地位と信頼性を築きました。
KOTOBUKIの提唱する「人のやらんこと」とは厳しい実験であり、「面白がって」とはユーザーの立場を考えた点であったのです。
そして、水槽ではなく石橋を叩いて渡ってきた結果だと(笑)

しかし、KOTOBUKIのすごいところはここから♪
なんと、「レグラス」発売から10年を経過した今でも、フレームレス水槽のシリコン接着の強度テストやさらなる仕様を目指して実験を繰り返している点☆
よりスタイリッシュに、よりインテリア性を高めるために・・・ただし、【絶対に安全だという確信が持てる商品にする】ために、安易な妥協はしないのです。

 

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さてこれは、実際にシリコンの強度実験を行った際の写真です。
本邦初公開!
水槽のガラス同士をシリコンで接着したテストピースを、ガラス厚やシリコン厚を変えて数枚用意します。

 

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この機械は、接着面に荷重をかける実験を行うもので、そこにテストピースをセットします。

 

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そして、接着されたガラスとガラスを引き離すようにして、ゆっくり時間をかけて荷重をかけていきます。
そのスピードは、見た目ではわからないくらいゆっくりなんですよ。

 

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ガラスにかかった荷重や接着強度の限界点は、リアルタイムでコンピューターにグラフ化されます。
こうした実験で裏付けられたデータをもとに商品化へ。
ユーザーが安心して使ってもらえるように、との熱い思いがこもっています。

 

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最近ではすっかり主流になったフレームレス水槽ですが、KOTOBUKIのフレームレス水槽には【絶対に安全だという確信が持てる商品にする】を実証するためのデータが蓄積されています。
フレームレス水槽のシリコンの厚みは見た目だけでは決して駄目なんです。
しかしKOTOBUKIは常に進化に挑戦しています。
【絶対に安全だという確信が持てる商品】の確信がさまざまな実験とデータから得られた時、フレームレス水槽はさらなる進化をするのでしょうね。

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ちなみに、「石橋を叩いて渡る」とは、壊れるはずのない強固な石の橋を、「念のために叩いて安全を確かめてから渡る」という意味の故事。
困ったことに最近、「危ない橋を渡る」という間違った解釈で使われることもしばしば。
KOTOBUKIはそんな橋は絶対渡りませんので、念のため☆

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