2016/01/04取材, 地域社会, 自然, 観光

【観光】ここが日本のはじまり?家島(兵庫県)に今も残る「くにうみの伝説」☆水のある風景vol.15

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新年明けましてめでとうございます。
今年もアクアリウムWEBマガジン「キワメテ!水族館」をどうぞよろしくお願いいたします。

◆日帰りでも楽しい「島歩き」

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瀬戸内海播磨灘に浮かぶ小さな離島・家島。
この島には古くから伝説があり、家島こそ日本最初の「くみうみの島」だったという説が今も考古学者たちの間でささやかれています。
それが事実かどうかは定かではありませんが、海=水という神聖な場所は、いつの時代も多くのロマンを秘めていることには違いありません。

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姫路から船で約30分。
大小40もの島々で構成されている家島諸島のひとつが家島です。
かつては、潮待ち、風待ちのために船が寄せ合うように待機していたという、瀬戸内海の海上交通の要所でもありました。
面積はわずか20平方㎞足らず、人口は約6,000人。
主な産業は漁業や海運業、採石業などですが、最近ではテレビ番組に紹介されることも多く、少しずつ観光客も増えてきました。
瀬戸内海にしては交通の便が悪くないことから、日帰りで島散歩をする観光客も少なくありません。

◆のんびりとした風情がそこかしこに

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家島・真浦港は、まさに家島の玄関口。
港近くには数軒の旅館がみえるほか、小さな造船所がいくつもあることに気づきます。
昔ほど活気はありませんが、島のあちこちにその片鱗がうかがえます。

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傾斜地に密集して家が建てられているのも、家島の大きな特徴です。
こんなところにも島の人々の生活があります。
急な階段を登ったり下りたり。
実際に歩いてみると結構キツいです。

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まちは自転車とバイクと軽自動車が交通の要。
コミュニティバスも、地元の人たちにとっては欠かせない足です。

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この島のちょっとした名物がこれ。
手作り感満載の地元の人がつくってくれたお弁当ランチ。
甘辛く調理された干しカレイが、ごはんの上に。
適度な歯ごたえと甘みがごはんにマッチし、とっても美味しくて島ならではの素朴さを感じることができました。

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「どんがめっさん」。
その昔、主人を待ちわびている間に石になってしまったという伝説があるのだとか。
まるで大きな亀が坂を下りてくるようにもみえます。
信仰心豊かな島民のみなさんのシンボルであり、家島の守り神でもあります。

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家島に限らず、なぜか島にはネコがつきものです。
ここでも島民のみなさんに可愛がられているネコがたくさんいました。

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島が小さいわりには湾が複雑に入り組んでいます。
どこからみても同じような景色をみることができます。
少し高台に上ると、その様子がよくわかります。

◆かつて隆盛を極めた造船業が今も

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家島にとっての足は何といっても船。
島民の生活だけでなく、暮らしに必要な数々の物資も運ばれています。

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島内には、ちいさな魚屋さんや子どもたちのオアシスともいうべき本屋さんなどがポツリポツリと点在しています。

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歴史を感じさせる古い家並みもあります。

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ある造船所でのシーン。
こんなに間近に船を見れるのも、家島ならではかもしれません。

 

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造船だけだと思ったら、スクリューを製造しているところも。
船のこんな部品を、島歩きで間近に接することができるのは楽しいものです。

 

 

◆島唯一の原生林に守られた家島神社

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島の最東端に位置する家島神社。
珍しいのは、周囲全体が島で唯一の原始林で覆われている点。
平安時代に、菅原道真公が太宰府に向かう途中この地に立ち寄ったことがきっかけで建てられた神社だといい伝えられています。
長い石段を上り、神聖な場所であることを物語っています。
もし宮司さんに合うことができたら、「くみうみ伝説」が聞けるかもしれません。

◆くにうみというロマンと水と

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はるか昔、神様がすくった砂が投じてできたといれる家島諸島。
「家島こそくにうみの島」と、独自の理論を唱える考古学者が今もいるほど、ミステリーに包まれた部分が多いのも事実です。
あまりにも壮大な説ではありますが、海や水にちなむ伝説にはいつの時代もロマンがあります。

2016年、新しい年。
「くにうみ伝説」にあやかって、今年こそ新しい時代の幕開けになればと願っている人は、少なくないでしょう。
今年もみなさんにとって、実り豊かなアクアライフが満喫できるよう、心よりお祈りしています。

★家島観光事業組合のホームページはこちら

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