7月に開催された「レプタイルズフィーバー2023」のKOTOBUKIブースで鮮烈デビューを果たした新製品・アタッチメッシュ。安全性や取付方法など、もっと詳しいことが知りたいと関心を寄せる声が多かったので、急遽アタッチメッシュスペシャルバージョンをスクランブルリリース。市販の枠付き水槽が使える新しいタイプの飼育ケージとして、注目度ナンバーワンなんです。
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◆レプタイルズフィーバー2023でも注目
先のイベントでは、何やら意味深なワードがブースを席巻。まって、一体どういうこと?とパニクった来場者も多かったはず。まあこの日のトレンド入りはしませんでしたが(笑)、センセーショナルな演出だったってことだけは確かです。
来場者が釘付けになった視線の先にあったのが、KOTOBUKIの新製品・アタッチメッシュ。おお、これがKOTOBUKIの新製品。語呂のいいスマートなネーミングと相まって、ヒュドラシリーズもますます充実してきた感があります。
そう、アタッチメッシュは厳密にいうと飼育ケージ本体ではなく、あくまでケージネット。ユニークなのがその先。市販されている枠付き水槽や、使わなくなってしまった枠付き水槽にセットすれば、新しいタイプのガラス製飼育ケージに生まれ変わっちゃうとは。さすがのKOTOBUKI。やるやん(笑)!
「枠付き水槽、おうちに余ってたりしてません?以前はアクアをやっていたけど、最近は爬虫類やな~的な。そんな水槽を有効活用できるんですよ!」。スタッフも熱い熱い(笑)。そんなスタッフの説明を聞いてると、どんどん相手のペースにハマってしまった来場者がいたとかいなかったとか(笑)。
◆他メーカーの枠付き水槽にも対応
アタッチメッシュは全部で5サイズ。ぶっちゃけ、30㎝水槽から120水槽までをほぼほぼカバー。そしてKOTOBUKIの枠付き水槽への対応はもちろん、他社の枠付き水槽にも対応しているんです。
パッケージをよく見ると、サイズごとに適応水槽が書かれています。こりゃわかりやすい!なお315・450・600各サイズに関しては、パーツの取付方法が
最もコンパクトなアタッチメッシュ315。幅315×奥行185㎜水槽に対応しています(KOTOBUKI/KC-トリプルS、GEX/マリーナS、NISSO/NEWカラースリー【S】)。取付パーツ付き。
アタッチメッシュ450。幅450×奥行295㎜水槽に対応(KOTOBUKI/KC-450M、GEX/マリーナMR450、NISSO/NS-4M)。取付パーツ付き。
アタッチメッシュ600。幅600×奥行295~300㎜水槽に対応(KOTOBUKI/KC-600S、GEX/マリーナMR600およびLOWタイプ、NISSO/NS-6MKおよびNS-6MKF)。取付パーツ付き。
メッシュが2枚構造のアタッチメッシュ900。幅900×奥行450㎜水槽に対応。KOTOBUKIの枠付き水槽KC-900Lに取り付けられます。取付パーツ付き。
同じくメッシュ2枚構造でシリーズ最大のアタッチメッシュ1200。幅1200×奥行450㎜水槽に対応。同じくKOTOBUKIの枠付き大型水槽KC-1200Lにも取り付けOK。成長のたびに大きくなるペット飼育もこれで安心。取付パーツ付き。
アタッチメッシュの枠付き水槽に取り付けたらこんな感じ。たった1枚のケージネットが、枠付きの水槽とのコラボによって飼育ケージになるなんて、あるものは使っていかないともったいないと有効利用を促すKOTOBUKIらしい発想が、製品化にこぎつけました。※水槽はKOTOBUKIのKC-900L
◆丈夫でしっかり設計
アタッチメッシュが取り付けられるのは、枠付き水槽のこの部分。市販の枠付き水槽なら外枠のサイズ規格が統一されているので、どれでもジャストフィット。ちなみに、枠そのものの高さや厚みが各社微妙に違うことで、しっかりしたロック感を追求すべくパーツ設計が思った以上に大変だったとか(特許申請中)。よう考えた(笑)!
アタッチメッシュ本体は剛性の高いスチール性。精悍かつ目立たないブラックコーティング。※水槽はKOTOBUKIのKC-450M
下から手で押すとメッシュ部分は多少たわむものの、水槽枠とアタッチメッシュの周囲はがっつり密着!これならペット
アタッチメッシュのエスケープ対策として設けられたロック機能。絶対逃げられへんで(笑)。
ロックを取り付けるには、本体を裏返しにして下からダイヤルパーツをセット。
そのままロックパーツとピッタンコ。なお取り付けパターンによって
ドライバーを使ってネジでギュッと締めればフィニッシュ。
本体を再度裏返して、枠付き水槽のアタッチメッシュ本体をかぶせてロックを回せば、はいジ・エンド。
最近、ヘビやトカゲが逃げ出したなどのニュースが報じられることも多くなりましたが、その原因のほとんどはロック忘れによる脱走。可愛いペットのためにも、そして近隣のみなさんに迷惑がかからないためにも、ぜひ戸締りをしっかりと。脱走が原因でペットが飼えなくなったなんて、哀しすぎます。
◆これでもかの脱走防止対策
アタッチメッシュには、便利な電源コード通し穴が付いてます。
通し穴は全部で4つ。必要に応じて、カッターナイフなどで簡単にカットできます。
ヒーターなどの保温器具はもちろん、カメなどの両性類を飼育する時のブクブクや水中フィルター設置の際も、コードを通すだけ。
このパーツにも、脱走防止の対策が施されています。パーツをパチッとはめ込むだけではなく。
2カ所をしっかりビス止め。完璧。まいったか(笑)。
こんなこと、絶対あり得なーい(笑)。「爬虫類は意外とかしこいんです。一度逃げる方法を覚えると、また同じ手口でやらかしてくれます。なので、脱走防止はケージの基本だと思います」と、あるレプユーザー。結局、それがペットにとっても幸せなことなんですよね。
◆枠付き水槽があればサイズはフルラインナップ
すべてのサイズのアタッチメッシュには取付パーツが付属していますが、オプションとしての購入も可能。なお、コトブキストアでも購入できます。
特にライトステーは、メッシュの任意の位置でネジ止めするだけでクリップタイプのヒーターやライトなどが設置できるというスグレモノ。
カブトムシ飼育用に、アタッチメッシュ315とKOTOBUKI製枠付き水槽KC-トリプルSとの組み合わせ例。
ちなみに、アタッチメッシュが発売される前には、同じような製品が市販されていたこともありましたが、小型サイズ限定だったり設置方法が簡単すぎたりで、飼育ケージとしてはやや不安を残す製品だったようです。
アタッチメッシュ600とKOTOBUKI製枠付き水槽KC-600Sとの組み合わせ例。水槽内にはイベントですっかりお馴染みになったヒュドラ君が(笑)。
先日のイベントでは、「飼育ケージにありがちな前開きタイプではないので、これなら扉の継ぎ目がなくスッキリしていてペットも見やすいと思います」。なるほど、思わぬ副産物効果がエモーショナル(笑)。
ほかにも、「飛び出す習性のある大型魚の飼育にもいい」「ニシキヘビなどのように成長するにつれて大きなケージが必要になってくる時も順次買い換えることができる」などの声もあり、評価は上々でした。
聞くところによると、アクアユーザーの約半数が枠付き水槽を使っているのだとか。もし、おうちに眠っている枠付き水槽があれば、アタッチメッシュと組み合わせて有効利用してくださいね。枠付き水槽に有効なアタッチメッシュ5サイズは、オープン価格で好評発売中です。
爬虫類だけでなく、今ハヤリの小動物や昆虫などなど、愛すべき生きものたちのおうちととして、マルチユースが可能なアタッチメッシュ。↓こちらもぜひ見てね☆