2022/11/11ユーザー, 人物, 専門家, 技術

【ユーザー訪問/後編】賛否両論あたり前☆経験値を重視してわが道をゆく爬虫類愛好家・SHINYA君(大阪市)

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前編に引き続いて、SHINYA君(大阪市)の熱血爬虫類ライフをご紹介。弱冠25歳でありながら、自身の経験値を元に独自の理論を展開しています。「そりゃあ敵も多いと思いますよ(笑)」。爬虫類愛好家であり、古武道家でもあるSHINYA君。取材も後半戦に入りましたが、いきなり意外なエピソードも飛び出し面食らってしまったのでした。

☆     ☆     ☆

◆ハンドリングの是非

比較的温厚な性格のカメレオン。中でもエボシカメレオンは丈夫で飼いやすいといわれていますが、何かちょっと様子が違う(笑)。ケージの中では余裕だったのに、外に出してもらった途端に激オコ。きれいな体色が一気に変わってしまいました。一体どうして?

 

「あまりハンドリングをしていないからだと思います」。え、どういうこと?「可愛いからという理由で、ついつい生体を触る人もいますが、過度なハンドリングは爬虫類にとっては大きなストレスなんです」。でもエサを与える時やケージを掃除する時にはハンドリングしなきゃなりません。「最低限にとどめておけば大丈夫です。犬やネコと同じように意味もなく触りすぎると、極度のストレスの原因になるんですよ」。

 

爬虫類もハンドリングで懐くといわれているので、ついつい生体に触れてしまいがちですが、「うちの子たちは、普段から極力触らないようにしているんです。人間と同じようにストレスは不健康につながり、結果的にこの子たちの寿命を縮めてしまうことになりかねないからなんです」。なるほど、だからさっき見せてもらったヘビも思った以上によく動き活発だったというわけです。「やっぱり自分が飼育するこの子らには、いつまでも元気でいて欲しいですから」。開け方をすぐに覚えてしまう爬虫類飼育時の施錠不始末が社会問題にもなっていますが、それ以上にハンドリングが生体の成長過程に深い関わりがあるとは意外でした。

 

これが2匹目だというフトアゴヒゲトカゲ。ベビーの時から飼い始めて現在6才。フードは人工飼料がメイン。たまにおやつでコオロギを。う~ん、やっぱりほかで見たフトアゴと違って、やたらと元気で活発。フトアゴやレオパは女子にもやさしくおとなしいものだと思い込んでいただけに、こうしてみるとこれが爬虫類本来の姿なのかも知れないなと思ってしまいました。

古代魚も登場

おやおや、こんなところにジャービルが。「知り合いからもらいました」その時はオス2匹。のちにメス2匹を購入。取材中もカラカラと回し車を回す音がしていて、BGMがわりに癒されました。

 

カエルなんかも少し。こちらはモリアオガエル。小指の先ほどのかわいいキャラ。

 

ヒュドラケースミニが棲み家のイエアメガエル。居心地よさそう。

 

トラフサンショウウオの別名を持つタイガーサラマンダー。「今日エサをあげたところでノドが乾いているのでしょうか、いつもとは違う場所にいます。皮膚からも水分が吸収できるんですけどね(笑)」。

 

オキナワシリケンイモリ。恥ずかしがり屋なのか、姿を確認できるまでかなり時間がかかりました。

 

アマミシリケンイモリ。おお、可愛い!

 

貫祿のヒキガエル。購入時は10cm程度で1,000円でしたが、20cmくらいになると10,000円以上するそうです。まさかカエルも円安の影響を受けていることはないと思いますが(笑)。

 

おお~、やっと魚たちと会えました(笑)。爬虫類好きの人は古代魚も好きという定説は、ここでも実感。オセレイトスネークヘッド(フラワートーマン)やアーモンドスネークヘッドやダトニオプラスワン、エンドリーケリー、タイガーオスカーなどなど。そういえば、ヘビを飼い始めたころ熱帯魚飼育もスタートしたSHINYA君。「海が近いこともあってよく釣りに出かけましたが、それだけは祖父の影響でした」。

◆まだまだ続くコワモテワールド

ヘビのインパクトからやっと解放されたと思いきや、SHINYA君がどうしても見せたかったというタランチュラ。はいはい、わかりました(笑)。飼育総数何と約400匹。エーッ!

 

アダルトは大きめの容器に、ベビーは少し小さめの容器に1匹ずつ入っています。

 

近年ペットとして飼育する愛好家が増えているタランチュラですが、おとなしくて飼いやすいそうです。メスだと20年以上生きるものもいます。一部の大型種を除いて長辺30cm程度のプラケースがあれば終生飼育可能。しかも、「長期間の絶食にも耐えられるので、さらに飼いやすいんです」。タランチュラにまでこだわりがあるとは、SHINYA君がますます「クモ」の上の人にみえて仕方ありませんでした(笑)。

 

閲覧注意!遅いか(笑)。本日の取材の締めはなんと、ム、ム、ムカデ。さすがにこれはヤバすぎます(汗)。SHINYA君によると、74匹中わずか2匹だけ生まれたアルビノで、「ムカデのアルビノはとても珍しいんです」。そう聞くと、徐々に冷静になり取材モードに再着地(笑)。

 

アダルトはさすがに立派なガタイというか何というか、あまりにもエモすぎる光景(超汗)。ヘビをたくさん堪能できたと思ったら、タランチュラやムカデまでもが参戦とは。今日の取材はいつになくハードだったことはいうまでもありません(笑)。

◆好きな理由なんてない

ここで改めておさらいを。SHINYA君のコレクションをカウントしてみました。いやいや、どうせまた増えるんだから数えたって仕方ないんですけどね(笑)。まずはヘビの総数は、この時点で41匹。すごい数です。ヘビが好きな理由は?「好きな理由なんてないですよ(笑)」と即答。ああ確かにそうかも知れません。たとえ対象がヘビであろうと人間であろうと、好きなものは好きって感じなのでしょう。

 

ヘビ以外ではカエルが13匹、アマミシリケンイモリのベビー3匹、オキナワシリケンイモリ2匹。ヘビだけでない豊富なラインナップで、小学生のころ文集で書いたペットショップのオーナーになるという夢は、すぐ近くまできています。「自分的には、できれば30までに果たしたいと思っています。そのために必要な資格取得も準備中です」。

 

でも一番関心が高いのは、アルバーティスパイソンの繁殖。聞くと、国内に入っているのはワイルドか海外のCB(飼育下繁殖個体)のみで、日本での繁殖例がまだないのだそう。出所がはっきりしている高品質の生体を買うことにこだわり、飼育をできるだけ自然に近い環境に整えることにこだわるSHINYA君。「もちろん人によっては違う意見もあると思いますが、自分が今までやってきたノウハウには自信があるのでそれを貫くだけです」。

 

ネコに尻尾をかじられたコーンスネークがいます。不注意で生体を死なせてしまって、ショックのあまり丸一日寝込んだこともあります。そんな失敗を繰り返しながら身につけた体験型ノウハウこそが、SHINYA君の大きな強み。そんな意志の強さは、武道家ならではなのかも知れません。

 

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2023年1月31日(火)まで有効

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