「えーっ、マジですか!?」。汗タラ~(笑)。会場へ着くなり、予想だにしなかった突然の取材指令。そうなんです、今回のレポートは関東支店にお鉢が回ってきたのです。「どうなっても知りませんよ!」と本社のYさんに伝えると、「私、過去に2回やりましたから」。あらら、世間はこんなに暑いのに何という憎らしいまでに涼し気な顔(笑)。というわけで、8月3日(土)・4日(日)の両日にツインメッセ静岡で開催された「ジャパンレプタイルズショー2019」(通称ナツレプ)は、私スタッフNがレポートさせていただきます。
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◆何を隠そうわが国初のレプイベント
東京から静岡って、近いような遠いような、ぶっちゃけビミョーな距離(笑)。直線距離でいうと140㎞ほど。関西のかたにはわかりにくいと思いますが、そうですね~、名古屋と大阪が140㎞弱ですからだいたいそれくらいとイメージしていただければ。
会期前日の8月2日(金)、ブース設営のために会場入り。それにしても暑い!久々のナツレプ、しかもまだ見ぬレプたちに会える興奮も手伝って、心臓もバッコンバッコン。
イベント初日。会場に到着すると、すでに長蛇の列。さすが日本で最初のレプタイルイベント。長い歴史とともに、数々の話題をさらってきただけに人気があります。今では全国各地にレプイベントが開催されていますが、その火付け役となったのもナツレプなんです!
わがKOTOBUKIブースもほぼ準備完了。あとはカタログスタンドの場所を移動するのみとなりました。昨年は、来場者のみなさんにヒュドラステッカーの配布と同時にSNSのいいね登録などをアピールした記憶が。今年のアピールポイントはというと、何といってもアメリカミズアブを主成分にした期待のエサ「FLY MIX」のサンプリング。最近は公式LINEも加わり、ますますSNSフル活動です。
客寄せパンダならぬ客寄せガメ。今年の危険生物はカミツキガメ。テレビでもずいぶんお騒がせ中ですが、昔はアクアショップで小さなベビーが980円くらいで販売されていました。この展示のカミツキ、90cm水槽では狭すぎるほどのデカさ。自称カメマニアの私ではありますが、絶対に飼育はムリ(笑)。久しぶりに鳥肌ものでした。
◆図鑑的レプ紹介
さてさて、みなさんが一番気になる生体。ここ数年、ショップでは写真撮影禁止が多くて、SNSでなかなか生体情報がゲットできないのはちょっと寂しい気がします。しかし今回は出店者のみなさんに絶大な協力をいただいて、めでたく撮影OK。いささか個人的な趣味嗜好ではありますが、そこはひとつ勘弁のほどを。もし生体が気になった人は、直接ショップに問い合わせしてみてくださいね。
いきなりのニュルニュル(笑)。神々しい色のコロンビアレインボーボア(ブラックアイリューシ+het/神奈川県川崎・アライブ)
久々の小さなメキシコカワガメ(同)
こうみえても実はめちゃくちゃ入手困難。まるで首が2本あるようにみえますが、さすがにそれはない(笑)。レアすぎるジーベンロックナガクビガメでした(同)
状態もよく、カッコよさ抜群のビカクシダ各種(大阪・ドリフトウッド)
すみませ~ん、カメの紹介が多くて(笑)。納得のキンバリーアゴヒゲナガクビガメ。金額も納得?(同)
日本初入荷のカメレオンイグアナ。しかもなんとペアで初お目見えです(東京・DIZZY POINT)
繁殖期のオスは顔が真っ白で、鼻筋に紅を塗ったかのような赤いラインが浮き出るのが印象的な巨大亀カラグールガメ(大阪・ダイワ)
独特の色合いが実に素晴らしいレースモニター(同)
レプイベントではもうすっかりお馴染みの軍団。いつみてもインパクトありすぎでしょ(笑)。なんだか観客席でナツレプを傍観しているような(茨城県・猛禽屋)
アルマジロ、サル、コンゴウインコなどなど。動物園でないと見られない珍獣も色々と。その様子は、さながら「ライオンキング」(同)
コレクションしたくなるほど、イケてるヘビの数々。今やレプはレプ女子にとってひとつのアクセですからね~(名古屋・ハープタイルラバーズ)
見るからにヤバそうな顔つきのアルバーティスパイソン。とはいっても、あおり運転なんかはしませんので(笑)(同)
◆人間も立派な生体なのだ!
まだまだ多くのユニークな生体があったのですが、このままだと日が暮れちゃいそうになるので、次は人間紹介へ(笑)。みなさん、生体の個性=ショップオーナーの個性、情熱、知識、どれをとってもも素晴らしいです。どんなオーナーかは、実に気になるところ。なので紹介しちゃいます。
こんにちは!プライベートでもお世話になっているディージーポイントのオーナー・須藤さん
レプのみならず植物なども極上品ばかりのドリフトウッドのオーナー・野本さん。野本さんとは個人的にニオイガメつながりなんです。ニオイガメの展望を語っていると、いくら時間があっても足りません(笑)!
そんなのどこで探してきたの!?とついつい興奮してしまうユニークな生き物を扱ったり、知識もすごいこだわりのガラパゴス・二木さん。最近話題になったカエルアンコウについても先駆者的な存在といっても過言ではありません。
誰もが知っている「雑誌クリーパー」の宇田川さんとカメラマン川添さん。
◆来場しなかったキミはきっと後悔する
このほかにもまだまだお宝がいっぱいのナツレプ!こんなものも出品されていたのか!と会場に足を運ばなかったことを後悔するようなレプたちもちょこっとご紹介(笑)。
ひえ~っ、これも怖い!コロンビアンパープルブルーム(ガラパゴス)
風貌がサソリにも似ているイエローフェザーヒヨケムシ(同)
まさかサウナに入ってるわけではない(笑)、クラウンツノカエル アプリコット(ハープタイルラバーズ)
ヘラクレスオオカブトムシ。毎年大阪で開催される「アクアブリーダーズフェスタ」の取材でもよくお世話になってます!(ザリガニ本舗)
生体以外にも各種レプグッズや最近ブームになりつつあるプランツ、そしてすっかり恒例のシャムワニの串焼きなど、衝動買いありレアものありの大賑わいのイベントでした。回を重ねるたびにますますグレードアップしていく感のあるレプイベント。アクアもこうでないといけないなと、ちょっと嫉妬と反省と(笑)
生体が売れてくれれば、KOTOBUKIのヒュドラケースも連鎖的に大ヒットしてくれることでしょう。
午後5時、ナツレプ一巻の終わり。来年も参加したいという強い気持ちと、早く帰りたいというさらに強い気持ちを胸に、いつも以上の早さでブースの片づけをちゃちゃっと(笑)。そして会場近くのバス停から静岡駅へ、そして新幹線に乗り込み一路東京へと向かい帰路につきました。
会場ではまったく自覚がなかったのに、新幹線に乗ったとたんぐったり。人間でもこんなに疲れてるんだから、会場にいたレプたちもさぞかし疲れただろうなと、ちょっぴり優しさを醸し出してみたスタッフNなのでありました(笑)