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【教育】夢に向かう未来のアクアリストたち☆大阪ECO動物海洋専門学校

Posted on 2015年7月22日2023年5月13日 by aquariummagazine

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空前のペットブームで、将来ペットに関連した仕事に就きたい若者は少なくないでしょうね~(上の写真は「2015ジャパンペットフェア」より)。
可愛い犬や猫たちにモフモフ囲まれて、それが仕事ならこんなハッピーなことはありません。
でもどうなんでしょう、ペットブームといってもアクアリウムに対する関心はいかがなものかと。
ペットショップでは、アクアリウムのコーナーはどこも隅っこだし、ペットイベントでも大半が犬・猫・小動物、爬虫類だし。。。
でもご安心を☆
アクアリウムに情熱を燃やし、夢に向かって眼を輝かせている若者は少なくありません!

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ここは、大阪市西区にある大阪ECO動物海洋専門学校。
動物園・動物飼育専攻、ドッグスペシャリスト専攻、海洋生物保護専攻などのほか、「水族館・アクアリスト専攻」もありました!
学生たちがどんなことを教わっているのか。
どんな設備で勉強しているのか。
そして、学生たちが将来どんな目標を持っているのか、早速学内に潜入してみました。

事務局の澁田哲治さんに案内していただきました。
学校ができたのは21年前。
500人いる学生は、北海道から沖縄まで全国各地から集まってくるのだとか。
水族館・アクアリスト専攻の学生数は1年生だけでも全部で50人以上。
---意外と多いですね。
「アクアリウム専攻を掲げている学校は、関西では少ないですからね。飼育だけでなく、珍しい人口海水の管理に関する科目もあるのは、ここだけだと思います」
学内授業以外に、淀川へ出向いて水系の研究やインターン研修でアクアリウム関連企業へ出向くケースも。
学校の目標は、あくまで「生体のプロ」を育てることにほかなりません。

 

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早速実習室のある地下一階へ。
ちょっとエキゾチックで、入口がすでに水族館っぽい!

 

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なるほど~、エレベーターもアクア化してます(笑)

 

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まずは水槽がズラーーーリと。
ここはレイアウト・トレーニング水槽。
おおお、まるでアクアリウムショップですね。
「1年生も2年生も、学生一人に1個水槽を提供しています」(水族館・アクアリスト専攻講師の芦田昌浩さん)
そうですよね~、理屈では体感できないことってありますよね。
「与えられた水槽で、魚や水草を育てたりレイアウトを考えたり。
見た目だけでなく、命の尊さや水質環境を学ぶなど、やることは多いですよ」と話す芦田さん、実は六本木ヒルズや首相官邸の水槽管理に携わることもあるのだとか。
一つの水槽を受け持つということは、学生一人一人に責任がついて回ることになります。
メンテナンスなど維持管理のことを考えると、授業同様ほったらかしというわけにはいきません。

 

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それぞれの水槽には、レーザーチャート式で評価がされています。
これはわかりやすい!

 

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ちなみにこれは先生(芦田さん)の水槽。
さすがにすべてのバランスが整ってます。
「あ、そんなにすぐわかりました!?」(ある男子学生)
「そりゃあわかるよ。キミらとレベルが全然違うし(笑)。先生を見習って頑張って!」(記者)
「はい!頑張ります!」(同)
うん、みんな素直でいい子が多い(笑)!

 

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7X1A2442講師の芦田昌浩さん。

 

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教室での1年生の講義風景。
「流木を入れたらどんな影響があるか知ってますか?」
「水槽を置く時に便利な水平器は百均でも売ってますよ」
などなど、より実践的な講義内容☆
でも早く実習をやりたそう~(笑)

 

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実習だと、まさに水を得た魚のように「変貌」する学生たち(笑)
とにかく元気です。
今日は、メンテの日。
苔を除去したり上部式フィルターのろか材を交換したりエサを与えたり。

 

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「最近この専攻の生徒が増えてますね。
入学して初めてアクアリウムにふれる学生も多く、最近では女子の比率も多くなってきました」
(実技の先生・藤原宗爾さん)

 

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7X1A2566「先生~、この上部フィルターの外し方がわかりませ~~~ん」
「はいはい、こうやってこうやって。ハイ!」
「ありがとうございま~す♪」
実技では、こんな「初歩的」な和気あいあいとしたシーンも(笑)
先生がいつも笑顔で若々しいので、学生たちも緊張することなく接しやすそうです。
若い子は誉めてやって伸びることに期待しましょう☆

 

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ほかに、サンゴ水槽、熱帯大水槽、タッチングプール水槽、淡水魚飼育水槽、クラゲ水槽なども。
2年生になると、個々の水槽だけでなくプロトプテルスやディスカスなどの珍しい魚を共同飼育する実習も。
1年生のうちから、じっくり研究している学生も少なくありません。

 

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さてさて、お待たせしました。
今年4月に入学したばかりの1年生を中心に突撃インタビュー♪
最初は誰~~~(笑)?

 

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★尾崎 智絵さん(石川県出身)
深海魚が好きなんですが、魚一匹一匹に個性があるのが面白いです。
アクアリウムは少し手間がかかりますが、その分水槽のレイアウトは楽しいですよ。
将来は水族館の飼育員になりたいと思っています。

 

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★田中 葵さん(京都府出身)
犬や猫のように鳴いたりせず、小さなスペースでじっり飼えるのが楽しいです。
子供のころ金魚すくいをしたのがきっかけかもしれません。
機材や設備がもっとシンプルで安価になったら、アクアリウムがもっと普及するかもしれませんね。

 

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★河田 みつきさん(大阪府出身)
最初は知識がなくても、自分の水槽が持てるので毎日充実しています。
アクアリウムはずっと見ていても飽きないし、とっても癒されるから好きです。
水族館の数がもっと増えればいいな、と思います。

 

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★坪井 智紀さん(岡山県出身)
魚を小さい時からじっくり飼って、成長していく過程を楽しむのが何よりの達成感のような気がします。
なので、アクアショップのスタッフかブリーダーになりたいと思います。
綺麗で種類の多い魚を集めたいです。

 

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★岩崎優大さん(兵庫県出身)
物心ついた頃には自宅に水槽があり、金魚やベタを飼っていました。
アクアショップも単に生体展示するだけでなく、水族館のように感動を呼ぶような演出や見せ方ができれば、もっと普及するかもしれません。
そのために、専門知識をしっかり身につけて社会に出たいと思います。

 

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★鈴木 万奈斗さん(三重県出身)
60㎝水槽で、メダカやネオンテトラ、カージナルテトラ、エビなどを飼ったことがあります。
毎日業界のプロの人に教えてもらえるので、実習も講義も身につきます。
魚を見てるだけで癒され、日々成長していく魚を見れるのが楽しいです。

 

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★保木 貴俊さん(滋賀県出身)
中学生の頃まで金魚を飼ってました。
将来はアクアショップのスタッフか水族館の飼育員になりたかったので、この学校を選びました。
自分の好きなようにレイアウトができるアクアリウムに毎日ふれることができて楽しい毎日を送っています。

 

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★岡田 宗希さん(大阪府出身)
生きものの成長する過程をみるのが好きなので、子どもの頃からずっと水族館の飼育員になりたいと思っています。
家でも学校でも水槽があるので、とっても充実しています。
自分の水槽を掃除することが、何よりの楽しみなんです。

 

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★古根川 瞭さん(大阪府出身)
水槽の管理がもっと簡単にできればなあと思いますが、普段見れない水中の世界を手軽に見れるのがアクアリウムの魅力です。
もし自分がアクアショップのスタッフだったら、魚だけでなくインテリアとしての水槽をイチオシしたいです。

 

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★徳永裕之さん(京都府出身)
水槽で水草を育てるのが趣味なので、世代を問わず楽しめるアクアリウムの仕事に就ければ言うことありません。
関連会社で水槽の管理を担当したり、インターンシップでメンテナンス会社に行けたのはとても勉強になりました。
もっともっとアクアリウムが普及してほしいです。

 

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★太田真奈美さん(徳島県出身)
家の中で自然に触れ合え癒されるので、小さい頃から生きものを飼うのが好きでした。
家にも水槽があるほど好きなので、将来はアクアショップで仕事をすることを夢見ています。
もう自分がオーナーになったら、大型魚や古代魚などを集めたマニアックな店にできたらいいなと思っています。

以上です。
思い描く夢はそれぞれ違っていても、みんなアクアリウムが大好き。
しかしながら、設備のコストが高かったり維持管理の手間がかかることがアクアリウムのネックだという点も、ほぼ共通した意見でした。
ある意味、業界に突きつけられたアクアリウムの課題といえるかもしれませんね。

 

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今年6月に行われた文化祭では、来場者が過去最高の2,000人を突破したそうです。
「地域の方の来場者も多く、金魚すくいなど子供たちにも喜んでもらえました」(澁田さん)
また近隣の靭公園の大きなイベント「バラ祭」にも出展するなどして、地域社会との関係も良好です。

神戸市立須磨海浜水族園で海洋ショーを担当するスタッフ全員が、同校の卒業生なのだとか。
沖縄出身の卒業生が、地元沖縄の美ら海水族館に就職した卒業生もいます。
さらに生体保護の仕事がしたくて、バハマに旅立った卒業生もいます。

 

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水族館、海洋、アクアリウムとそれぞれ分野は違っても、生体や水に対する想いは熱くて大きい学生たち。
まっすぐ夢に向かう若者たちをバックアップしてやることこそ、大人の責任でもあります。 ガンバレ、若者たち!
アクアリウムの未来は、明るい!

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