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【ショップ】背丈は上から目線でも接客は常にお客様目線で☆水草水槽もまかせて!アクアリウム トールマン(大阪府八尾市)

Posted on 2018年12月21日2023年5月13日 by aquariummagazine

関西屈指の大手アクアショップを経て、今年1月に自分のショップをオープン。ユニークな店名の由来は、オーナーの山田直人さんと出会えば誰もが「ああ、そういうことか」(笑)と。こぢんまりしたスペースながら、欲しいものはちゃんとあります。接客がアクアと同じくらい好きだという山田さん。たとえ相手が子どもでも大人でも、ビギナーでもベテランでも、分け隔てすることはありません。

☆     ☆     ☆

 

◆期待に胸ふくらませて

カフェのようなアウトドアショップのような山小屋のような(笑)。受け取るイメージは人それぞれですが、店内に入れば楽しいことが待っているよ~的なワクワク感が十分あります。

 

流木が玄関付近にガシガシ置いてあるのをみると、やっぱりアクアショップだと納得。しかも、ここのオーナーはきっとレイアウトにこだわる人なんだろうなと、流木だけで容易に想像できます。

 

イギリスの紳士を思わせるキャラを取り込んだデザインの店名ロゴ。なかなかシュッとしてます。よくみるとプレコらしきシルエットなんかも少し。

 

階段にも所狭しとレイアウト用の石がガッシガシ。

 

目の前には180㎝水槽。レイアウト水槽に対するオーナーの自信がうかがえる一面です。では早速店内へ。

 

◆え?トールマンがまだもう1人!?

おお~!話には聞いてましたが、オーナーでかっ(笑)。身長は185㎝。う~ん、もっとあるようにもみえます。これぞトールマン!ね、店名の由来は一目瞭然だったでしょ(笑)?

 

タッパがあるから、一番上の水槽の水替えもらくらく。こんな光景みたことない!いうまでもなく脚立は不要です(笑)

 

水槽だって小さくみえてしまいます。きっと、アクアショップガリバーってのも店名の候補にあったに違いありません。いやいや、中古車買取専門店ではあるまいし(笑)

 

改めてごあいさつを。こちらがオーナーの山田直也さん。笑顔が素敵なイケメンです。背も高いし、さぞかしおモテになることでしょう。

 

「いやあ、撮られるのって苦手なんっすよね~」。いやいや、普通誰だってそうでしょ(笑)。でも柔和な表情をみていると、接客が好きで人が好きだってことがよくわかります。

 

子どものころから魚が好きで、父親と一緒に大和川の上流に足を運んだ回数は数知れず。「ほとんど毎日行ってました。フナやコイをはじめ、ナマズ、カマツカ、オイカワなどなど、獲ったらそのまま自宅で飼ってました」。ということは、将来はやっぱり魚に関係した仕事がしたいと思っていた?「もちろんです!」。子どものころの影響って、やはり大なんてしょうね。特にアクアの場合は顕著で、アクア熱を次代に託していくためには子どものころからの刺激が肝心なのです。

 

大阪のアクア系専門学校を経て、関西では誰もが知るアクアショップで約10年。10年も経験があるのに、まだ29歳。専門学校では、すでにほかの学生よりアクアに関する知識や経験が抜きん出ていた存在だったせいか、いきなり実戦でも全然大丈夫だったそう。こんな山田さんだから、来店するファンが増えないはずがない(笑)!おまけに接客も大好きというのだから、お店にとってはまさに鬼に金棒だったことでしょう。

 

しかもこんなにトールマンなんだから、お店のどこに彼がいても見つけることができたはず(笑)!

 

そんな山田さんでも、当時はまだまだ知らなかったことが山積みだったそう。「それまで少しは自信があったんですけど、現実は厳しかったです(笑)。知らなかった品種もあったりしましたし、接客に関して教えてもらったことも多々ありました。ほんと、感謝しています」。逆に、そんな充実した毎日があったからこそ約10年間勤め上げることができたのでしょう。

 

◆お持ち帰り水槽オンパレード

とにかくアクアに関することがぎっしり詰まった、ついわくわくしてしまうおもちゃ箱のような店内。アクアが趣味の人にとってはたまりません。

 

レイアウト用の石がたくさん。よくみると15種類以上はありそうな。個人店でこれほどの数を揃えているのは、ちょっと珍しいかも。

 

玄関からみた180㎝水槽は、店内からみると一段と圧巻。お向かいには誰もが知ってるカー用品店が。180㎝水槽というと確かにデカいけど、山田さんの身長からみればまだまだ(笑)。

このコーナー、プレコ一色。そう、トールマンのお店ロゴのデザインにも使われていました。希少なプレコがここにはたくさん。詳細はのちほど。

 

レイアウト水槽はさすがに充実。大小さまざまな水槽が置かれ、まるで展示会かショールームのよう。しかも、すべてお持ち帰りが可能なのだそう。

 

えっ、こんなに安いの(笑)?気になるかたはぜひお問い合わせを。

 

お持ち帰り水槽は、特に初心者に人気なのだとか。それでなくても、初心者にやさしい店。お客さんを分け隔てすることなく、心底丁寧に接客にあたるのが信条なのだそうです。

 

「思わず立ち止まって水槽に見入ってしまうような、そんな店にしていきたいんです」。なるほど、わかります。そんな思いで、店内を回遊しているマグロのようなお客さんもきっと多いことでしょう(笑)

 

◆店長はゲテモノがお好き

それではここで、山田さんおすすめの生体をちょこっとご紹介。「ゲテモノが好きなんですよ~(笑)」。気になる個体も多いとは思いますが、売り切れの際はご容赦のほどを。

 

まずはプレコから。こちらはスーパーレッドブッシープレコ(ヨーロッパブリード)。名前の通りオレンジ色が鮮やかなプレコ。地味な色合いの種類が多いプレコの中にあって、群を抜くきれいな色合いです。

 

リアルメガクラウンゼブラプレコ。​​ゼブラ系のプレコにしては、白の分量がとても多いのが特徴のメリハリの効いたプレコ。ハッキリしたドット模様が2つあるのも印象的です。

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​​クイーンアラベスクプレコ。何かすごい名前(笑)。「背びれを伸ばした状態を写真にぜひ」と山田さんからのリクエストがあり、手にしてもらいました。黒と白の迷路のような模様がとてもきめ細かく、ナイスバディなプレコでした。

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​​なぜかプレコ水槽で同居しているカレイ。ああ、淡水のカレイだから納得。こんな風に、店内ではところどころに思わず立ち止まってしまう工夫があり、まさに水族館的な演出が随所にあります。

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​​ブラックゴースト。南米原産のナイフフィッシュと呼ばれる仲間です。視力が弱いといわれていて、弱い電気を発生させてエサを食べるのだそう。水槽の中でプカプカと優雅に泳いでいて、カラスの羽根かと思うくらい黒くて魚には見えませんでした。

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​​​​スーパーレッドブッシープレコと同居している、インド原産のグリーンパイプフィッシュ。それにしても細っ(笑)!タツノオトシゴによく似た魚がいるなと思い話を聞いたら、やっぱりタツノオトシゴの仲間でした。細長くてまっすぐ伸ばした体型がパイプに似ていることから、パイプフィッシュと呼ばれているそうです。

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四万十川に主に生息しているアカメ。あの名勝・赤目四十八滝とは何の関係もありません(笑)。10センチ程度の体長で数匹泳いでいますが、成長すると1メートル以上にもなるとか。これにはビックリ。本気で飼うなら大きな水槽が必要ですね。

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​​おうちの中にいて出てこようとしないヤマウツボ(左)とボウズハゼ(中央と右)。とにかく隠れたい習性を持つクラい2種(笑)。仲よく並んでいます。全体の姿を見せようと山田さんが隠れ家を取ると、あわてふためいた2匹は上を下への大騒ぎでした。それはそれはもう大パニック(笑)。それにしてもヤマウツボは、体は小さくても顔はしっかり凶暴なウツボの顔をしていました。

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​​さまざまな種類のコリドラスもいます。どれも珍しい種類。まずは​​コリドラスガラナ。ドット模様が、体に規則正しく並んでいます。

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​​コリドラスボエセマニー(手前の2匹)とコリドラスコルレア(奥の1匹)。​​よく見ると体に入っている縦のラインの入り方がそれぞれ違います。顔周りの模様も少し違っているなど、マニアックな観賞の仕方ができますね。

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​​​​石の上にも3年…ではなく(笑)、石の上でじっとしているロイヤルファロエラ。この個体もコケを取ってくれるお掃除屋さんです。細長い体型と大きな背びれが特徴で、成長に合わせて各ヒレも大きくなるそうです。

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​​エバーグラディーピグミーサンフィッシュ。おやおや、まっすぐ横に泳ぐのかと思いきや、ひらひらとホバリングしながら泳いでいるではありませんか。この愛らしい姿が人気の秘密なのかもしれません。大きくなっても3㎝くらい。おとなしい性格で飼育しやすそうです。

​​ 

​​​​ペルーグラステトラ。​​テトラの仲間にこんな透明の種類がいることにびっくり。なんと熱帯魚界トップクラスの透明度を誇るテトラの仲間だそうです。温和な性格で混泳に適しています。

​​ 

ナノストムス エスペイ。輸入量が少なく、数年に1度しか輸入されないために別名オリンピックフィッシュと呼ばれています。2年後、東京でブレイクするかも(笑)!群れで泳ぐ姿が可愛らしいです。

​​ 

​​​​◆業界の未来を照らす灯台になれ

ベタもいましたよ~。外光に透かされた赤がとってもキレイでした。

 

こんなユニークなグッズもありました。題して「ニハチネット」。普段からニハチと呼ばれている顔なじみのお客さん考案のオリジナルネット。ネット全体を水槽にぴたりとつけられる構造なので、個体をすくいやすいそう。水垂れが少なく、しかもネット自体に吸水性があるので生体を傷つけるリスクも少ないなど、使い勝手も抜群。ちなみに、ネットの中にいるのはアピストグラマsp.セーゲルフロッセンといわれるドイツ原産の個体。偶然にもペアで入ってくれました。

 

もうひとつユニークなグッズを。プレコ用の土管。比較的重量のあるセパレート型なので、生んだ卵を簡単に取り出せるとあって、プレコのブリーダーさんたちには人気があるのだとか。ただしまだ試作品。でも売れそうな予感。

 

今ハヤリのPayPayだって使えちゃいます。もしかしたら、これを導入しているのはアクアショップでは珍しいかも。

 

専門学校で知り合った奥様手づくりのコケリウム。ちなみに奥様はアクアではなくトリマーさんだそうで、犬や猫をチョキチョキする手間からすれば、コケのチョキチョキなんて楽勝なのかも知れません(笑)

 

トールマンのステッカーも販売。自店のブランディングを構築していくのも大きな指針です。

 

この日は不在でしたが、山田さん以外にもスタッフが2人いるのだとか。そのうち1人は山田さんと同じくトールマンなのだそう。「でももう1人はミドルマンなんです(笑)」。ああ、185㎝未満ということですね。ミドルマンを挟んで3人を撮ってみたかった(笑)

 

ショップ運営のほかに、水槽設置やメンテの仕事も。北新地や美容室、個人宅などなど。営業時間が午後5時からというのも、昼間はメンテに携わることが多いからだそうです。「引き続き今後も、メンテの仕事を増やしていきたいです」

確かに話し上手。そして聞き上手。まさに接客向きなんですが、そんないいところプラス生体に対する知識や技術をいかして、もっと色々なところで幅広く活躍してみたいという「野望」も。もしかしたら将来、とんでもなく化けている可能性も。有識者?講師?コメンテイター?タレント?話を聞いてるだけで妄想はどんどんふくらみます(笑)

 

理想をいえば、「いつの日か2号店・3号店をつくりたいと思っています。それぞれ、海水系・レイアウト水槽系とカテゴリー別に分けて」。ああ、それいいですね~。でもそれぞれの店長はやっぱりトールマンでなきゃダメ?「はい、身長185㎝以上が条件ですから(笑)」。ウソですよ~。

 

「お客様をおいてきぼりにしない」「お客様とのコミュニケーションを大切にしたい」「多少高くてもいいものだけをお客様に提供したい」などなど、話を聞いているとかなり接客を意識していることがわかります。初心者でもベテランでも、山田さんのキャラクターなら大丈夫。安心してご来店くださいね。

 

ノッポの体格をいかして、アクア業界の未来を照らす頼もしき灯台でありますように!

 

★アクアリウム トールマンのホームページはこちら

 

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