西日本最大級のペットイベント「ペット王国2023」。今やすっかりGWの恒例行事として定着しました。主役はワンちゃんや小動物が中心ですが、アクアだって負けてはいません。今回も水槽メーカー・KOTOBUKIのブースに密着。例によって、多くの人たちとのフレンドリーな出会いがありました。
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◆WBCの興奮さめやらず
会場は例年通り大阪市西区の京セラドーム大阪。いつもは去年日本一に輝いたあのチームが躍動しているグラウンドが、この2日間だけはワンちゃんや小動物が主役です。
これが日本一の証。ペット王国2023に来場すれば、こんな記念すべきアイテムも見れちゃうってご存じでした(笑)?
これが一塁側ベンチ。こんなに間近に見れるのもペット王国ならでは。でも意外と周りは無関心。
目の前の風景こそバックネットのあるところ。ピッチャーマウンドは今いる位置より2~3メートル後ろ。WBCの強化試合で2打席連続HRを放った大谷選手が、目の前18.44メートル付近にいたのかと思うと。。しばし妄想にふけるキワメテスタッフでした(笑)。
大変お待たせしました(笑)。目指すは、今回も水槽メーカー・KOTOBUKIのブース。ダイヤモンドでいうと、セカンドベースよりやや前で少しファースト寄りというポジションも例年通り。
◆やっぱりKOTOBUKIらしさ
KOTOBUKIのブースでまず目に飛び込んできたのが、スタッフが着用していたロイヤルブルーのポロシャツ。ちょちょちょ、止まって!写真撮るから(笑)。見たことのないロゴマークが背中に書かれていました。社名と魚マークのほかに、Scene1967の文字も。これは一体?
キワメテさん、いらっしゃ~い(笑)。KOTOBUKIの女子スタッフが指し示すパネルを見ると、かくかくしかじか。このロゴマーク、何と創業当時に制作された56年も前のものなのだそう。今回のペット王国出展にあたって、56年ぶりにお披露目。創業当時に立ち戻り、今一度初心にかえりつつ未来に向かっていきましょう!との思いが込められているそうな。ということは、4年後は記念すべき創業60周年。さすが老舗メーカー、歴史の重みが違います。
まずはこちらのコーナー。各種水槽のオンパレードは、やっぱりアクアの真骨頂。いかにもKOTOBUKIらしい水槽パフォーマンス。KOTOBUKIはやっぱりこれでなきゃ。
今年ラインナップが大幅に増えたハイクリアシリーズ。透明度に優れたフラッグシップモデル。こんな水槽が欲しかった!というこだわりのアクアユーザーも多いことでしょう。シリーズについて記事紹介をしているので、興味ある人はぜひ。
従来のシリーズとどこがどう違うの?と、ワンちゃんも興味津々。
そして圧巻の120㎝がデーン。
もちろん安心の3年保証。
「キレ~イ♪」。シンプルだけど、そんな感性が大事。一人でも多くの子どもたちが情感豊かに育ってくれれば、アクアリストへの道は必ず開ける!
去年発売された新型のコンパクトLED。何といっても、水中でも使えるというマルチユースが、かゆいところにも手が届くKOTOBUKI的発想。しかもホワイト、レッド、ブルーの3種というカラーバリエーションがあり、演出効果もハンパありません。本体は筒状で、角度調整も可能。しかも材質にガラスを採用しているため、透明度が高くLEDの照度も保てます。
そう、小型水槽と組み合わせれば、ベタの飼育にも適しているんです。
壁面を利用したイメージPR。今春発売されたセット水槽が、あちこちから話題を呼んでいるのだとか。仕様?セット内容?大きさ?いやいや、パッケージに使用されている女性の顔が見てみたいと。そこかい(笑)!
顔なし女性起用による、じらし作戦。どんなことでも注目が集まれば、販促的には大成功。とはいえ、インパクトのあるパッケージによって、ニューファミリーを対象にした水槽セットだというコンセプトはちゃんと伝わっています。
◆置きかた自在がウリのヒーター
こちらはレプタイルズ関連コーナー。KOTOBUKIがいつになくこのジャンルのスペースを拡張したのは、やっぱりイベントの特性から。ワンちゃんネコちゃんだけでなく、小動物や爬虫類のファンをも意識した販売戦略にほかなりません。
神戸で開催されたレプイベントでも注目されていたのが、このヒーター「ヒュドラヒート」。ケージの上や下からだけでなく、、、
こんな置きかたもできたりするんです。数ある爬虫類用ヒーターの中でも、一番取り付け方法が多彩だと断言できるでしょう!
においを香料でごまかすのではなく、天然成分によりにおいの元から消してしまうメカニズムがユニークな「デオミスト」。爬虫類だけでなく、家庭用のあらゆるシーンでも使えるというマルチユースが受けて人気上昇中。もちろんコストパフォーマンスもgood。
だからお願い、色々みて行ってってば(笑)。
◆ガラポンを毎回実施する意味
今年になって登場した新タイプのカルキ抜き&栄養補助液「ラボ水」。さまざまな魚種に使えるよう成分配合をコントロール。これ1本あれば、カルキ抜きはもちろん水槽の環境をベストに整えてくれます。もちろん、廃棄時にCO2の発生を抑えた地球環境にもやさしいエコ商品でもあります。
各種セット水槽が当たる、ガラポンコーナー。ペット王国ではすっかりおなじみになりました。ペットイベントは、一般ユーザーと接することができる唯一の場。これは大事にしないといけません。たかがガラポン、されどガラポン。そんな一般ユーザーとのコミュニケーションにもひと役買っているのです。
この通り、現場のスタッフもノーリノリ(笑)。
◆やっぱりメダカ
そしてメダカコーナー。時代はやっぱりメダカ。キワメテのユーザー訪問も、メダカユーザーの取材が多くなりました。
知れば知るほど奥が深い、メダカの世界。円水鉢から産卵床に至るまで、メダカ関連アイテムも「暮らしにメダカ」のキャッチフレーズのもと、かなり充実してきた感があります。
もちろん植物を使ったテラリウムも忘れてはならないアイテム。そういえば数年前、アクアショップに協力を仰いで開催したテラリウムワークショップは大盛況でした。ペット王国でのアクアイベントの先駆けでもあった独自のワークショップ。機会があれば、ぜひまた。
おろ?メダカコーナーの左角にこいのぼりが出現。折しもゴールデンウイーク期間中のイベントだっただけに、このビジュアルは大いに気になります。果たしてこいのぼりの理由は?
◆みんなが注目する「アレ」
ああ、ここがそうだったのですね、話題のアレは(笑)。こいのぼりをビジュアルにあしらった一角は、会場内11カ所あるフォトスポットのひとつ。SNSで映え写真を狙うユーザーなら、ついつい足を止めてしまいます。
リュウキンなどの金魚たちがいる90㎝水槽をよく見て見ると。。。あら不思議!ワンちゃんが水槽の中に。ごめんね~、金魚迷惑で(笑)。いやいや、これは面白いアイデアだワン!
何?何?と興味深げな枚方市からお越しの内本さん一家。早速特設入口から入ってもらいました。しばらくそのまま~。
そして水槽正面から、はいチーズ!ならぬ、はいキーンギョ(笑)。4人仲良く水槽に収まりました。いい記念になりましたね。
次にやってきたのは、一見姉妹のような秀﨑さんと中尾さん。中尾さんのご家族と一緒にやってきました仲良し中学生。ほかの人たちは?「たぶんほかのところを色々見て回っていると思います」。アクアに興味を示してくれたキミたちはえらい(笑)!
東大阪市の辻脇さん親子とお子さん、そしてワンちゃんというハイブリッドファミリー(笑)。よく聞いてみると、先日取材した瓢箪山水族館もよく知っているとのこと。「私たち、瓢箪山に住んでますから(笑)」。ああ、それで。親子というより姉妹のような元気ハツラツ親子でした。
突然の団体さんご一行(笑)。和歌山市の小学生バレーボールチームのグループ。引率は水槽の向こう側にいるお母さんがた。おいしいところを、お母さんたちが持っていったという(笑)。
次のモデルはワンちゃんオンリー。滋賀県から20代女性2人が連れてきたのは、3匹のチワワちゃんたち。「しろ」「秘書」「社長」がそれぞれの名前。どの子がどの名前なのかは、謎でーす(笑)。
とまあこんな具合に、フォトスポットには次から次へと人やワンちゃんが。あとで聞いたところによると、会場内11カ所のフォトスポットはどれもにぎわっていたそうです。これも時代ですね~。
◆アクアリストに出会う
メダカコーナーに立ち止まり、メダカが泳ぐ円水鉢をしげしげと見ていた2人。近くの川でサワガニを採取したことがきっかけでアクアにハマったという貝塚市のご夫婦は、「家では120㎝の水槽にアフリカンシクリッドを飼育しています。シクリッド系はやっぱりアフリカンに限りますね」。おお、ようやくアクアリストと遭遇(笑)。配達の仕事をしているご主人のことは近所でもよく知られ、「いらなくなった魚や水槽を、主人は気前よく引き取ってくるんです(笑)」と奥様。結果、水槽だらけのおうちですが、文句ひとつ言うこともなく内助の功は不変です(笑)。
人足がやや鈍ってきた2日目の昼下がり、ガラポンコーナーで最後の60㎝水槽セットを引き当てた筒井斗央馬さん。地元・和歌山県かつらぎ市では、火災現場や山の遭難などの災害救助にあたるバリバリのパワフルな若手消防士とあって、水槽も軽々。熱帯魚はもちろん金魚やポリプテルスエンドリケリーなど、後日SNSを拝見するとリビングには5個の水槽が並んでいます。今日当たった水槽の使い道は?「前からカメを飼いたかったのでそれ用にします!」。SNSでも炎上することはないでしょう、消防士だけに(笑)。
テラリウム水槽になぜかじーっと見入っていた高槻市の小橋麻衣子さん。まるで愛しい人を見るようなまなざしでじーっと。「まだアクア歴3年なんですう」。おお、3年も。メダカ、ベタ、レオパードクテノポマ、アナバス系熱帯魚など、飼育種は多彩。特に行きつけのショップスタッフに勧められて買ったスネークヘッドが大のお気に入り。「このステッカー、欲しかったんですう」。持ってけドロボー(笑)!
「お久しぶりです!」と声をかけてくれたのは、以前取材で伺った京都府亀岡市の河村達也さんファミリー。海水魚が好きすぎて、自宅の敷地に美ら海をつくってしまっただけでは飽き足らず、地元の幼稚園で移動水族館をこれまで10数回も開催。本業が別にありながら、ここまでするかー的なちょっとヤバい男でもあります(笑)。あれから3年経ち、子どもたちもすっかり大きくなりました。微妙に顔を覚えてくれていたみたいで、2人ともいい子いい子(笑)。ガラポンコーナーでまたひとつ水槽をゲットして、一体どこに置くつもりなんでしょう。「いやあ悩みます」って、なんじゃそら(笑)。
◆そして頑張ろうアクア
このほかにも、前日会いにきてくれたのに1日違いで会えなかった金魚界の巨匠や、当日きてくれたにもかかわらず行き違いでお話できなかった、いつもワンちゃん同伴の楽しいおじさんなど、残念な側面もありました。それにしても、SNSの発信力がモノをいう世界になったなあとつくづく。
こうして2日間のペットイベントは無事修了。KOTOBUKIのスタッフのみなさん、お疲れさまでした。
キミも疲れたよね~(笑)。
そして色々と話を聞かせてもらったみなさん、ありがとうございました!
それではまた来年お会いしましょう!今年会場にこれなかった人は絶対!
ワンちゃんや小動物もいいけど、やっぱりアクアもね。アクアってキラキラしていて、見る人の心を釘付けにしてしまうことは、今回でもよくわかりました。アクアよ、もっと輝け!