さて前回に引き続き、今回も観賞魚用ヒーターについてのご紹介を。
どちからというと前回は、簡単に温度調節ができる初心者向けのヒーターをご紹介しました。
今回ご紹介するのは、ヒーター本体とサーモスタットが別々に構成されている商品です。
コンパクトで安定したヒーター単体と、高精度な品質の電子制御式のサーモスタットとの組み合わせ。
これにより、26度以外の水温設定も必要な魚種の冬のアクアライフに威力を発揮すること間違いなし☆
もちろんどの商品もSHマーク適合品なので、安心して使えます。
個々の条件に合った使い方で、冬支度を始めてくださいね。
◆サーモスタット接続専用
セーフティヒーターシリーズ
まずは、サーモスタット接続専用のヒーターから。
これらは「セーフティヒーターシリーズ」。
別売のサーモスタットと組み合わせて使用することで、威力を発揮します。
性能は前回紹介したヒーターとほぼ同じ高性能を誇っています。
ブラック管採用、そしてコンパクト設計。
ヒーター管の表面温度を従来より下げることで、空だき事故などを予防します。
もちろん事故防止のカバーなども必要ありません。
オートヒーターの方が設置も楽で良いのに、なんでヒーター単体が必要なのか・・・?とおもわれる方もいらっしゃるでしょう。
一部ディスカスなどの水温が高めを好む魚種の為や、冬場でも金魚の為に少し保温してあげたり、病気を治す時にも水温を上げて治療したりもするんです。
あとサーモスタット接続専用のヒーターを使用するメリットとはしては、ヒーター部分だけを交換できるという点です。
実はヒーターって消耗するんです。
設定温度にあわそうと電源をon、offを繰り返す度に、熱したり、冷めたりを繰り返すので中の発熱体が浪費しいつかはだめになってしまう・・・。
ある日突然、水温が下がっていて、確認するとヒーターが稼動していなかった!なんて事になると大変。
ヒーターは消耗品という認識をもった方がいいですね。
メーカーしては1年の交換を目安に謳っています。
また外観においても水槽内にセットした状態でもあまり目立たないので、使いやすいと評判です。
全部で5タイプ。
水槽の大きさに応じて使えますが、どのタイプもサーモスタット接続専用ヒーターですのでくれぐれもお間違えないように。
まちがってヒーターのみでご使用されますと、水温が上がり続けて、最悪の場合、愛魚が☆になってしまいますので・・・。
★セーフティヒーター80ワットタイプ/2,150円(税別)
★同100ワットタイプ/2,450円(税別)
★同150ワットタイプ/2,650円(税別)
★同200ワットタイプ/2,900円(税別)
★同300ワットタイプ/4,400円(税別)
◆電子制御式のICパワーサーモ
セーフティヒーターシリーズと組み合わせて使うのに必要なのが、サーモスタット。
電子制御式の「ICパワーサーモシリーズ」です。
安全性と操作性に優れ、基本は前述のサーモスタット接続専用のヒーター「セーフティヒーターシリーズ。に接続して使用します。
で、このサーモスタット実はオートヒーターとも接続可能なんです!
オートヒーターとつなぐ??疑問におもわれた方おられるでしょう。
めったに無いことですが例えばオートヒーターのみで使っていて温度感知部分が故障して水温が上がってしまった!という事故を防げる機能なんです。
このサーモスタットにオートヒーターを接続しておくと、仮に温度感知部分が故障しても、次にサーモスタットの温度制御がかかるので、水温が上がり続けることもなく制御されるということ。
さらに安心ですよね!このように予備の温度制御もコトブキのサーモスタットは可能なんです。
さらに温度制御領域もパワーアップしたET-600Xと1000X。
ハイブリッド方式でさらに安全・長寿命☆
オートヒーターシリーズはもちろん、サーモ一体型ヒーターとも接続可能。
2重の温度制御より、さらに安全です。
制御範囲は15℃~35℃。
幅広い制御温度より、高い精度を実現しています。
※300Xは19℃~31℃
★ICバワーサーモ ET-300X/4,400円(税別)
★同 ET-600X/8,800円(税別)
★同 ET-1000X/14,000円(税別)
◆ヒーター+サーモスタットのセットタイプ
最後にご紹介するのは、ヒーター単体とサーモスタットET-300Xがセットになった商品です。
ここまでご紹介した商品はいずれも単体での販売でしたが、「セーフティヒートセットシリーズ」は唯一のセット商品です。
使い方はICパワーサーモと同様。
同梱のサーモスタットにより19℃から31℃まで温度制御が可能です。
お持ちの水槽のタイプや数、あるいは魚の種類によってこれらの商品をうまく使い分けてくださいね。
★セーフティヒートセット 100ワットタイプ/6,000円(税別)
★同150ワットタイプ/6,300円(税別)
★同200ワットタイプ/6,550円(税別)
★同300ワットタイプ/8,300円(税別)
◆最も重要な水温の適切な管理
いくらヒーターやサーモスタットが高性能でも、やっぱり水温が適切かどうかチェックが必要。
そのためには水温計を使ったこまめなチェックが、快適な環境実現につながります。
最近、夜間はだいぶ涼しくなってまいりました。
そろそろ、ヒーターをまだセットされていない方は、おうちの水槽の水温をチェックしてみてください。
水温が26度下回ると、魚が体調を崩し出し、白点病の菌が活発になってきます。
ぜひそうなる前に・・・
KOTOBUKIでは、アナログタイプ、デジタルタイプなど3種類の水温計をラインナップ。
観賞魚飼育で最も神経を使う季節、愛魚の健康診断だと思ってチェックしてあげてください。
★水温計Lサイズ/600円(税別)
★同Mサイズ/500円(税別)
★デジメーター3ソーラー/1,500円(税別)
◆快適な飼育水温環境のために
ひとまず観賞魚の冬支度はこれにて完了。
アクアリストの中には、大型水槽でアロワナやディスカスなどの高価な魚を飼育している人も多いでしょう。
たかがヒーター、されどヒーター。
熱帯魚には必要不可欠なもの。 水槽を洗う際にうっかり外に出したままにしてしまったなどの誤使用には気をつけて、安全にアクアライフを楽しみましょう。
第一の目的は大切な魚たちの生きる快適な環境づくりだということをお忘れなく☆