先日、「今は上部式フィルターだけでなく外部式フィルターを使用する人も多いですよ~」とPOWER BOXの話を熱く語ったばかりですが、今回は上部式フィルターのお話を。
いえいえ、別に時代に逆行しているわけではなく(笑)
上部式フィルターにおいても、絶大な信頼を得ているKOTOBUKIのモノづくりに対する姿勢や工夫などをご紹介しようと☆
「トリプルボックス」は、商品名の通り【トリプル】に特徴があります。
じゃあPOWER BOXみたいにパワーはないの?というと、いえいえそんなことはありません。
強力なポンプで吸い上げられた水が、ろ過槽を通って水をクリーンに。
それだけではありません。
何せ、ろ過面積が広いんです。
ひと昔前の上部式フィルターといえば、フィルターの中央に四角いウールマットがセットされているだけ、というのが一般的でした。
ですから、ポンプ室や水の吐出スペースには,無駄な空間があったんです。
KOTOBUKIが注目したのはココ!
「このスペースにもろ過材を入れることができたら、もっとろ過能力が上がるやん!」と♪
こうして、ろ過スペースをさらに増やし計3つのろ過スペースを持つ「トリプルボックス」誕生となったのです。
第1から第3まで分かれたろ過槽は、それぞれ種類の異なるろ過材が配置されハイパワーを発揮!
ウールマットだけの時代から約1.5倍はろ過材を多くセットできるようになりました。
このように、ポンプ上部にもろ過材を入れることができます。
上部式フィルターの最大の特徴は、上のフタをパカッと外せばろ過材の取り替えはごく簡単だという点。
実は、上部式フィルターに根強いユーザーがいるのは、この点が大きいんです。
アクアリウムは日ごろのメンテナンスが大事ですからね~。
特にトリプルボックスの場合、第1ろ過槽となる部分はポンプと一緒に引き抜くことができるため、ポンプのメンテナンスも簡単なんです。
「初心者だけど、水を強力にきれいにしたい」という人には、まさにうってつけといえるでしょう。
さて、大事なのはここから☆
水回りで気をつけたいのは、やっぱり水漏れやガタつきですよね。
まずはここをごらんください。
おわかりでしょうか、ジョイント部分にゴムを使用しています。
「トリプルボックス」は水中モーターを採用しているため、音が静かなことでも定評がありますが、こうしてジョイント部分にゴムを使用したことでプラスチック同士の共鳴も防止し、さらなる静粛性を実現しているんです。
第3ろ過槽の隅にポッカリあいた穴。
さてこれはなんでしょう。
水が汚れてきて不純物が付着すると、フィルター内はどうしても水が詰まり気味になるものです。
うっかり長期間メンテを忘れて、最悪の場合フィルターから水がバーーーッとあふれて悲惨なことに。
それを防ぐための、緊急時の水抜き穴だったんです。
ただの穴ではありませんよ~。
ライトとフィルターで水槽上部がふさがっている場合は、ここからエサをやるのにも重宝します。
フィルター本体裏にも小さい穴が。
一見意味のない穴のようにみえますが、電気コードやエアホースなどを通すことのできる「ヒミツの抜け穴」。
何でもないような工夫ですが、いかに便利な穴か使ってみるとよーくわかりますよ。
これは、つゆだれ防止ブタ。
フィルター本体を伝う、うっとおしい水も防げます。
このあたりも、うまく水と付き合ってますよね♪
拡散式エルボにより、水を拡散し砂利の掘り起こしを防いで、適度な水流をつくります。
「トリプルボックス」では、マルチパイプを採用しました。
これにより、ろ過槽内の水位を2段階に調整することもできます。
ちなみに底面フィルター「ボトムインフィルター」は、下にフタのあるボックスタイプのため、メンテナンス時に起こる砂利の侵入を防げます(特許取得)。
また単独で使用する場合は、長さも自由に調整可能です。
フィルターに限ったことではありませんが、アクアライフを楽しむにはまず快適でないと。
そういう点でいえば、水もれや万一のオーバーフローなどの対策を考慮したKOTOBUKIの製品には、何よりも安心感があります。
それは、初心者でもベテランでも同じですよね。
安心なパーツこそ、快適なアクアライフの神髄であることはいうまでもありません!
それぞれの価格は次の通りです。
☆トリプルボックス600 4,100円(60㎝水槽用/税別)
☆同450 3,900円(45㎝水槽用/税別)
☆ボトムインフィルター300 (1枚入り)900円(税別)
☆同450(2枚入り)1,200円(税別)
☆同600(3枚入り)1,500円(税別)