去る9月2日~3日の2日間、韓国へひとっ飛び!
韓国最大のアクアイベント「KAPS 2017」(Korea Aqua Pet Show)。
迎えて今回は6回目。
さすがに中国にはおよびませんが、ここ数年での韓国のアクア熱は急上昇。
ハッキリ言って、日本よりもはるかに関心が高いことは間違いありません。
アクアだけでこれだけ盛り上がるのかと思うほど、ビックリオドロキのイベントでした。
◆開場と同時に多くの来場者
場所は、ソウル市内近郊の『KINTEX』(キンテックス)。インテックスではありません(笑)。韓国では最も代表的な展示施設で、日本でいうところの幕張メッセあたりでしょうか。この日は天気もよく、絶好の展示会日和。
タペストリーのデザインも洗練されています。カラーリングもアクアっぽくて、なかなかイケてます。
午前10時会場。入口では缶バッチプレゼントもありました。
出展は、アクアショップが中心ですが、生体の即売会も行われていました。また、水槽を始めとするアクア関連用品についてはほとんどが中国製で、韓国製は見当たりませんでした。
◆各種コンテストに大人気
さほど広大な会場ではありませんが、アクアという特定なジャンルをぎゅっと詰め込んだ的な幹事でした。
さてさて。来場者の多くが注目していたのが、このコーナーでした。生体別に優劣を競う各コンテスト。来場者の関心の高さを物語っていました。
受賞した生体の水槽には、【賞】ではなく【祝】と書かれているのがすごくおめでたっぽかったです(笑)
コンテストは、金魚やディスカス、グッピー、ベタ、ビーシュリンプなどなど多彩です。
本格的なレイアウトコンテストもありました。う~ん、結構レベルが高い!
おお~、こんなところにKOTOBUKIのろかドームが。
ひとつだけかなと思っていたら、金魚のコンテスト用の水槽のすべてに使用されていました。商品として、韓国ではちゃんと信頼されて認知されているのでしょう、もしかしたら日本より売れているかも知れませんね(笑)
アクアリウムはとにかくきれい。飼育アイテムとしてもインテリアとしても。実に幅広い年齢層が、アクアに寄せる関心の高さは世界共通といえるでしょう。
◆韓国でも注目されるKOTOBUKI
さてご注目(笑)。こちらは、KOTOBUKI製品を扱う韓国の代理店さんのブースです。
主力商品であるレグラス水槽やパワーボックス、そして新製品のスタイリッシュ水槽アークも。
特にアークについては、来場者からは「とってもキレイな水槽ですね」との声も多く、高評価だったそうです。
また、韓国でしか販売していないKOTOBUKIのソイルも展示されていました。
◆子どもも大人も楽しめる仕掛けが随所に
会場にはキッズコーナーも。塗り絵を楽しんだり、切り抜きキャップを楽しんだり。子どもにも退屈させないアイデアも満載でした。
会場を歩き疲れたら、こちらでひと休み。大人だって疲れますよね~(笑)
イベントステージでは大抽選会の真っ最中。各種アクアグッズがもらえるとあって、こちらも大盛況でした。
最後はここでもやっぱり即売会。水槽を始め各種アクア用品が「お持ち帰り価格」で。日本でも、単なる展示会だけでなくこうした即売会を前面に押し出したイベントがもっと開催されてもいいのにな~、と思いました。
◆アクアをぜひ平和利用に!
整然と並んだベタ用小型水槽のディスプレイがイケてます。商品はイメージが大事。声を枯らして商品をアピールしているアクア女子も印象的でした。
会場内では、本気でレイアウトされた水草水槽がひときわ目を引いていたブースも多々。当然ながら、来場者の強い関心を集めていました。そういう観点でいくと、幅広い年齢層をターゲットに、アクア初心者でもベテランでも楽しめるイベントであることを物語っていたような気がしました。
水槽レイアウト完成までのプロセスを紹介したコーナーも。なるほど、イメージスケッチを描いてイメージを膨らませていくわけですね。
そして、スケッチなどで思い描いたイメージをカタチに。こんなロマンの醍醐味は、アクアならではですね。
何かひとつのことに特化するのではなく、アクア全体の底上げを狙っているのかもしれない-。今回のイベントを通じて、そんな風に感じました。アクアそのものがまだ浸透していないせいなのか、業界にとってはまだ始まったばかり、という感が否めませんでした。
さほど大きくない会場に、アクアのすべてをぎっしり凝縮させたイベント。これだけの来場者があったことが何よりの驚きでした。しかも幅広い年齢層で。ちょっと日本では考えられない光景です。もしかしたら、近い将来に韓国で一大ブームが巻き起こる可能性だってあるかも知れません。
何よりも、平和が一番!飛び道具不要(笑)!世界中が緊迫したこんなご時世だからこそ、アクアリウムが平和利用に使えたらな、とマジで願わずにはいられませんでした。