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【歴史】品評会の歴史こそ金魚の歴史☆ついに100回を超えた大和郡山の金魚品評会

Posted on 2023年5月26日2023年5月23日 by aquariummagazine

全国的にも有名なきんぎょのまち・奈良県大和郡山市。金魚すくい大会のメッカであることや金魚養殖が江戸時代から始まったことは知っていても、金魚品評会の歴史まで知っている人は案外少ないのでは。コロナもようやく落ち着いた春の日、大和郡山市の「お城まつり」に関連して行われた第101回金魚品評会の会場に密着しました。

☆     ☆     ☆

◆金魚がメダカに「101回目のプロポーズ」

第101回金魚品評会が行われたのは、大和郡山市・三の丸会館前駐車場。4年ぶりに開催された大和郡山市の代表的イベント「お城まつり」になくてはならないアクアイベントでもあります。

 

主催は奈良県郡山金魚漁業協同組合。大和郡山市で養魚場などを営む組合員で組織され、地元では「金魚組合」の名で親しまれています。長きに渡って金魚の産業を支えてきた人たちで、今回の金魚品評会も組合によるオフィシャルイベントです。

 

出品された金魚は約100匹。オランダシシガシラ、リュウキン、ランチュウ、ジャンボオランダ、ダルマリュウキンなどがラインナップ。血統が混じることなく、オーソドックスな伝統品種にこだわった金魚ばかりが勢ぞろいしたのも、古き伝統を守ってきた組合主催のイベントならでは。

 

午前9時半ごろから、早速審査が始まりました。選抜された組合員による審査により、審査は粛々と。審査は加点方式。個体全体のバランス、骨格や体格、ウロコの状態、尾ビレのかたち、泳ぎ方などがポイントとなります。

 

今年は「第1回メダカコンテスト」も同時開催。同市では金魚に負けないくらいメダカの飼育も盛んで、満を持しての記念すべき第1回開催となりました。

 

メダカコンテストでは上見部門と横見部門がそれぞれエントリー。金魚品評会同様、個体の状態を厳しくチェックして審査が行われたほか、一般来場者による人気投票も行われました。

 

まさに101回目のプロポーズ。これからは金魚とメダカが手を取り合い、金魚品評会とともに回を重ねて恒例行事となり、新たな歴史を刻んでいくことを願うばかりです。

◆メダカの下でないと寝られない超絶環境

この日はあいにくの曇り空でしたが、幸い降雨だけは免れました。午前10時ごろからは来場者が増え始め、お城まつりのメイン会場となっている郡山城址からも親子連れやカップルが続々やってくる姿が。金魚品評会は、お城まつりのメインイベントとして来場者のハートにもすっかり刷り込まれていました。

 

審査後の会場では即売会も行われ、より一層のにぎわいに。ここへくれば、いい金魚がリーズナブルな価格で手に入るのでは?とわくわくしながら来場するみなさん、さすがにお目が高い!

 

お城まつりのついでに立ち寄ったという富田林市のご夫婦。「以前は熱帯魚を飼ったことがあります」。もちろん金魚にも興味津々で、「地元の金魚ストリート(柳町商店街)や奈良市の奈良金魚ミュージアムにも出かけたことがあります」。また魚を飼おうかどうか、考え中だと話していました。

 

寝屋川市のご夫婦は、SNSとやまと錦魚園のポスターで知って来場。自宅のベランダでは30匹の金魚を飼っていて、「丸もの、特にランチュウがお気に入りです」。ここへにきたら、いつも養魚場など5〜6軒を回るのだとか。即売会では、じっくり品定めをした1匹に絞り込んで購入。これからもますます金魚ライフを楽しんでくださいね。

 

「家には、メダカの下で寝なアカンほどぎょうさんおりますねん(笑)」とお父さん。今日は奥様と娘さんの3人で来場。金魚品評会が目当てですが、普段はどちらかというと熱帯魚やメダカ推し。娘さんいわく、「赤いメダカが好きで、今回はまず東天光を買いました!」。数少ない女性のメダカユーザー、頑張ってください!

 

とっても気さくな東大阪市の母娘。「子どものころ、金魚をプラケに入れて公園を散歩していたくらい金魚が好きなんです(笑)」。これまで全国のコンテストに出品してたびたび受賞。もはや筋金入りと思いきや、「メダカも50匹くらいはいます」。さらにデグーを7匹飼っているという娘さんは「可愛い!とかピンときた子を買って帰ります」。今回はどうだったのでしょうか、またSNSを通じて教えてくださいね。

 

ここにも若い来場者がと思いきや、嶋田輝也組合長いわく「この人、留学生研修生ですねん(笑)!」。埼玉の吉野養魚場・吉野羽津喜さんは2代目。埼玉とは水の質がまったく異なる大和郡山の地で、長期単身赴任で「水質の違いや水に混ぜる肥料などでどう水質管理をしているのかを学びにきました!」。

 

聞くと、今年1月に大和郡山から金魚関係者が上京。それが縁で、「金魚留学」につながったのだとか。「夏ごろまではいる予定なので、それまでしっかり勉強していい魚をつくりたいと思います!」と激アツ。エリアを超えたスマートな連携プレー。彼を見ていると、その昔郡山へ金魚を持ち込んだことがきっかけで発展につながった先人の行動力を思い出さずにはいられませんでした。

◆金魚発展は金魚品評会があってこそ

金魚品評会の第1回目が行われたのは、明治40年。今から100年以上も前にさかのぼります。もちろん全国でも最古のアクアイベント。今でこそ金魚に限らずコイの品評会やメダカのコンテストは各地で盛んに行われていますが、その中でも突出した歴史を持つのが大和郡山の金魚品評会だったことを知る人は、そんなに多くないと思います。

 

宝永年間、当時の郡山藩士が養魚に携わったのが「郡山金魚」の始まりといわれていますが、天保年間に入ると職を失った藩士などの間で金魚飼育の内職が流行。大阪ランチュウやオランダシシガシラが人々の目に止まりだしたのもこのころでした。

 

そして生産者による養殖の成果の発表の場として行われたのが、金魚品評会だったのです。これにより、金魚生産はさらに発展。その貢献者こそが、旧郡山藩主家の柳澤保申でした。

 

この地に金魚を持ち込んだことで知られる柳澤吉里ゆかりの柳澤神社。第1回金魚品評会の会場であり、第98回まで神社の境内で行われていた由緒ある場所です。ここはまさに、アクアの品評会・コンテスト発祥の地。この日はお城まつりの開催中ということもあり、象徴的に金魚展示が行われていました。

◆来年は金魚伝来300周年

大和郡山から始まった金魚の養殖。生産者の高齢化などにより養魚場も組合員も減少傾向にありますが、金魚はここから始まったんだというプライドが組合員にはあります。

 

金魚品評会を通してお互いを刺激し合い切磋琢磨してきたことが、結果的に金魚の養殖発展につながりました。

 

大和郡山市・上田清市長も来訪。聞くところによると、かつて甲府から郡山へ柳澤吉里が入城する際、家臣が観賞用にと金魚を持ち込んでから来年で300年なのだそう。「金魚伝来300年という記念すべき年になりますので、ぜひまた取材にきてくださいね!」と上田市長。今から心の準備、しておきます!

 

これまで取材のために何度も訪れている大和郡山。2年ぶりに開催された金魚品評会の取材を通じて、意外なところで伝統や歴史を知ったのが印象的でした。

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