関西には手つかずの自然が数多く残っています。
自然の中でも、さまざまな生命が宿る川や森は、訪れる人を癒し魅了します。
今回ご紹介するのは奈良県天川村。
かの名峰・大峯山より流れ出る山上川によって形成された「みたらい渓谷」。
周囲の森林に人が入れないことが幸いして、手つかずの自然が数多く残っています。
その昔、南朝の皇族が敵を避けて避難したという伝説もあり、この地がいかに自然の恩恵を受けていたかをうかがい知ることができます。
大小さまざまな渓谷、流れ落ちる滝、そして野趣あふれる吊り橋など、みたらい渓谷には見どころもたっぷり。
洞川温泉まで約7㎞の遊歩道も整備され、新緑のみならずこれからの紅葉シーズンには絶景が楽しめます。
水と緑と光が織りなす「癒しロード」。
アクアなロマンを感じずにはいられません。
苔の緑が目を癒してくれます。
出発点となる天川村総合案内所(奈良交通バス停・天川河合)からは比較的平坦な遊歩道が続きます。
光の滝付近にて。
雄大なパノラマが現れました!
みたらい渓谷のハイライトともいうべき光の滝付近。
まさに渓谷美☆
大小さまざまな滝や水しぶきが間近に迫ります。
さらに遊歩道を洞川方面へ。
ゴールは間近です!
樹海を思わせる鬱蒼とした杉木立が印象的です。
今回遭遇したとっておきの渓谷美☆
遊歩道からは少し外れてちょっとだけキケンを侵しましたが(笑)
そして名湯・洞川温泉へ。
いにしえの歴史を感じさせる古い温泉街は情緒たっぷり。
カラコロと響く下駄の音もどことなく心地よい響きです。
洞川温泉には日帰り温泉施設も。
渓谷美を楽しんだあとは、洞川温泉で疲れを癒すのも一興かもしれません。
水と戯れる風景。
そこにはいつも「癒し」があります。
※次回は三重県の赤目四十八滝をご紹介する予定です。
【みたらい渓谷遊歩道】
●コース総距離/7.4㎞
●平均歩数/10,600歩
●平均所要時間/2時間15分
【みたらい渓谷アクセス】
●電車・バスで/近鉄下市口よりバスで天川川合バス停まで約1時間
●自動車で/天川村役場もしくは洞川温泉センター前各駐車場より徒歩
●問い合わせ先/天川村総合案内所 TEL 0747(63)0999