新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
滋賀県・JR湖西線・近江今津駅または東海道本線・長浜駅から小さな観光船で30分足らずのクルーズ。
周囲わずか2㎞の竹生(ちくぶ)島に到着します。
島全体が針葉樹で覆われているせいか、どことなく神秘なムードが漂っています。
竹生島は古くから人々の信仰心を集め、神の棲む島として崇められてきました。
島にあるのは、西国三十三カ所めぐりの三十番札所・宝厳寺と神社、そして小さな商店が数軒。
この時期、初詣に訪れる人が多くいますが無人島には変わりありません。
最近ではパワースポットとしても知られるようになり、観光客も多くなってきました。
「幸せ願いダルマ」や、琵琶湖に向かって瓦を投げる「かわらけ投げ」で運だめしをする人も少なくありません。
竹生島の神秘的なシーンをさらに演出しているのは、琵琶湖にほかなりません。
京阪神の水がめという単なる機能面ではなく、満々と水をたたえた琵琶湖には命が宿っているかのよう。
小さな島と水をたたえる湖とが、さらに神々しさを演出しています。
海が母なら、湖はもしかしたら父なのかもしれません。
2015年。
新しい年。
竹生島のお社に、しっかりお参りしてきました。
キラキラした水面のごとく、みなさんにとって輝ける1年でありますように。
父なる湖とともに。