水中ヒーターほど水温が正確でなくても、そこそこの水温をキープできれば、飼育できる生きものもいます。そうした環境ならユーザーも安心。ありそうでなかったKOTOBUKIの「防水パネルヒート」は、初心者にも使いやすくしかもタフネス設計。魚に、爬虫類に、そしてグリーンに。マルチに使える冬のアイテム3タイプをシリーズでご紹介します。
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◆じんわりあたたかいパネルヒーター
〈防水パネルヒート〉のバリエーションは全部で10タイプ。アクア用2、爬虫類用4、そしてグリーン用4。爬虫類用・グリーン用のみそれぞれ表面温度固定タイプと温度可変式タイプの2種類があります。特に、グリーン用の〈防水パネルヒート〉は、最近トレンドの上位を占めている塊根植物や熱帯植物の育成にも活躍する、冬のとっておきアイテムでもあります。
シリーズ最初にご紹介するのは、アクア用〈防水パネルヒート〉タイプ(左/MD K-150、右/MD K-300)。いずれも温度制御が可能なコントローラーつき。
MD K-150。本体サイズは幅19.5×奥行16×高さ(制御部)1.5㎝。コントローラーのサイズは6.0×3.6×2.2㎝。 定格消費電力 /12W。
MD K-300。本体サイズは34.5×16×(制御部)1.5㎝。コントローラーのサイズは6.0×3.6×2.2㎝。 定格消費電力 /24W。
観賞魚用ヒーターというと、〈シグナルヒーター〉のように水中に設置するヒーターが一般的ですが、〈防水パネルヒート〉の場合は厳密な温度管理を必要としない場合、いわゆるそこそこあったまっていればOK的な飼育環境に適しているヒーターでもあります。
言ってみれば、ベタやメダカ、エビ、ヤドカリなど、さほど正確な水温管理を必要とせず水温が26℃より多少低くても支障のない生きものを飼育するのに適しているといったイメージです。
◆耐防水・防塵でキズもつきにくく
それでは早速ディティール紹介を。何といっても強固な5層構造が大きな特徴。素材的には丈夫で定評のある0.2㎜の加熱加工済みの難燃性硬質樹脂を5枚使い、3層目にカーボン熱源を組み込み一体化を図っています。
IP67規格にも適合した高い防水性能をキープ。
万一、水槽の水などが飛び散ったり、本体をうっかり水槽にドボンしても心配いりません。かといって、水中で使用するのは故障の原因になるので使用しないように。
なので水洗いも平気です。
水のみならず防塵性能も高く、粉塵などの侵入も完全にシャットアウト(IP67規格適合)。このほか、ざらつきのある表面加工を施しているため、底砂などと干渉してもキズがつきにくく目立ちにくいのも特徴のひとつです。
すべての機能は安全性があってこそ。難燃性硬質樹脂だけでなく、温度ヒューズ、そして電子回路制御に至るまで、システマチックな3重の安全性を確立。KOTOBUKIならではの設計思想がここにもあります。
◆コントローラーで温度調節も
手軽に使えてさほど場所をとらないコンパクト設計もウリ。特に小型水槽だと、水中ヒーターだけでも水槽内にそこそこスペースをとってしまいがちですが、防水パネルヒートだと水槽の底部分へ敷くだけなのでほとんど目立ちません。水槽内をすっきり見せたいユーザー向きといえるでしょう。特にベタなどにコレクション的に多数飼育される場合でも、通常の観賞魚用ヒーターのようにその都度取り出す必要がなく、防水パネルヒートは非常に便利なアイテムといえます。
設置はこんなに簡単。フレームレス水槽に付属されているウレタンマットを敷いたあと、その上にパネルヒーターを載せて水槽を重ねるだけ。ちなみに、防水パネルヒートは下側にも発熱しますので、底面に熱が逃げないようにウレタンマットを敷くことで、パネルヒーターの保温効果がより高まります。
温度調節はコントローラーのマイクロダイヤル操作で。約30~55℃(LOW・MID・HI)まで表面温度が変えられる温度可変式。防水パネルヒートは外気温の影響も受ける為1℃単位の細かな調整はできませんが、ここまでできればスペック的には及第点以上。
温度コントロールの目安としてはざっとこんな感じ。
そのほか、使用環境(外気温)により高温になりすぎたり、より細かい水温設定が必要な時にはKOTOBUKIの〈パワーサーモET-330XD〉や〈パワーサーモET-300X〉(ともに別売)との接続も可能。(サーモスタットのセンサーは必ず水槽内に設置してください)
このほか、マイクロダイヤルはテンション機能つき。MID(約40℃)からHI(約55℃)への設定時に若干のテンション(抵抗)を感じる構造により、うっかりマイクロダイヤルに触れたりしても、MID以上にはなりにくいため、急に生体が高温にさらされることを極力防ぐ安全設計となっています。
◆他社水槽との併用もOK
電源コードは全長180㎝とかなり長め。これもKOTOBUKIならではのこだわり。水槽から離れた場所でも余裕をもってマイクロダイヤルを使え、極力水がかからないよう安全に配慮しています。
なお、水槽の水温は外気温の変化や昼夜の気温差でも影響を受ける為、水温計で常に確認するようにして下さい。
MD K-150で使えるKOTOBUKIの水槽ラインナップ。
MD K-300で使えるKOTOBUKIの水槽ラインナップ。もちろんサイズさえあえば他社の水槽にも使用可能です。
水槽をじんわりあたためる〈防水パネルヒート〉で、この冬も安心。アクアショップなどで発売中。
YOUTUBE動画でもご紹介。
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【防水パネルヒート 商品ラインナップ】
防水パネルヒートMD K-150
寸法(mm):W195×D160×H15㎜ コード長180㎝
商品説明:小型水槽用ヒーター 水槽を底面からじんわりあたためる ベタ、メダカ、ヤドカリ飼育に最適
表面温度を自在にコントロール約30℃〜55℃可変式
適合水槽の目安:W15×D15×H20㎝ 水容量3.5Lまで
■消費電力:12W
■発熱部有効寸法:155×160㎜
■ヒーター部:W195×D160×H15(制御部)㎜ コード長180㎝
中間スイッチ:W60×D36×H22(制御部)㎜
●水に濡れても安心の防塵・防水仕様(IP67規格)
●薄型仕様なのに強固な5層構造を実現
●ヒーター本体は難燃性硬質樹脂(UL規格V-0グレード)を採用
●温度ヒューズ+電子回路制御の安全設計
●低消費電力で省エネ
防水パネルヒートMD K-300
寸法(mm):W345×D160×H15㎜ コード長180㎝
商品説明:小型水槽用ヒーター 水槽を底面からじんわりあたためる ベタ、メダカ、ヤドカリ飼育に最適
表面温度を自在にコントロール約30℃〜55℃可変式
適合水槽の目安:W30×D16×H25㎝ 水容量10Lまで
■消費電力:24W
■発熱部有効寸法:305×160㎜
■ヒーター部:W345×D160×H15(制御部)㎜ コード長180㎝
中間スイッチ:W60×D36×H22(制御部)㎜
●水に濡れても安心の防塵・防水仕様(IP67規格)
●薄型仕様なのに強固な5層構造を実現
●ヒーター本体は難燃性硬質樹脂(UL規格V-0グレード)を採用
●温度ヒューズ+電子回路制御の安全設計
●低消費電力で省エネ