良好な飼育環境を維持・管理するために、必要不可欠なろ過装置。上部式フィルターや外部式フィルターなど、さまざまなタイプがあります。その中でも、手軽に扱えて一定のろ過能力も得られることから、外掛け式フィルターが多くのユーザーが使っています。KOTOBUKIの外掛け式フィルター「プロフィットフィルター」もそのひとつ。そして今秋、バージョンアップしたプロフィットフィルター「Zシリーズ」が新登場。飼育環境をより向上させる機能を搭載したフィルターとして、鮮烈なデビューを果たしました。本年のフレゼント応募対象記事も終盤となりました。ぜひご応募ください。
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◆ポイントはロングスライド吐出口
KOTOBUKIのニューフェイスは、大きく分けてプロフィットフィルターZと同Z+の2タイプ。さらに、ろ過能力や水槽サイズの違いなど3つのサイズがラインナップし、合計6種類となりました。まず紹介するのはZタイプ。スクエアな外観が印象的で、半透明のブラックカラーは精悍そのもの。従来の外掛けフィルターからイメージを一新しています。ロングスライド吐出口やポンプ一体型構造、構造部品のシンプル化などの機能が新たに加わりました。左からプロフィットフィルターZ25、同Z30、同Z40 。それぞれの数字は、使用する水槽のおおよその水容量(ℓ)を示しています。
こちらはプロフィットフィルターZ25。シリーズ中最もコンパクトなフィルター。本体サイズは幅113×奥行100×高さ157㎜。40㎝以下または25ℓまでの水槽に対応しています。
プロフィットフィルターZ30。本体サイズは幅142×奥行116×高さ162㎜。40㎝以下または30ℓまでの水槽に対応しています。
そしてプロフィットフィルターZ40。本体サイズは幅168×奥行118×高さ182㎜。45㎝以下または40ℓまでの水槽に対応しています。
◆水中ポンプとのW静音効果も
それではZタイプのディティールをチェックしていきましょう。最大の特徴は、何といっても吐出口がロングスライド形状に新設計された点。スライドに伝うように水が落ちるため、フィルターからの水の勢いはそのままに、従来品のように水面に強く入水することがありません。スッと水槽に入る感じで、飛沫の発生も抑えます。
また、水の蒸発により水位が低下した場合も、ロングスライド構造なので安心。吐出口が水面より上にくることはほとんどありません。
従来のプロフィットフィルターでは、真下にではなく垂直状態に水が勢いよく流れ出ることから、空気が発生することもしばしば。このため、ソイルが掘り起こされることも少なくありませんでした。もちろん、水流を嫌う魚にとってもネックでした。※説明上、水中ポンプを水面より出して撮影しています。実際の稼働では、水中ポンプは水没した状態で使用してください
Zタイプのもうひとつの特徴は、水中ポンプがフィルター本体と一体的なデザインになったことです。
しかも、水中ポンプとの接続部にゴムジョイントを採用したことで、振動音を極力抑えました。
またストレーナーとスポンジは取り外しOK。もし短いストレーナーに装着する場合は、ハサミなどで簡単にカットできます。
もちろんストレーナーは、水槽のサイズに合わせて使い分けが可能です。
使用できる水深は機種によって異なります。ご注意ください。※サイズは水槽トップ~底ガラス内側まで
このほかポンプ内はシンプル構造で、パイプなどのパーツが少なくなりメンテナンスの際の分解・組み立ても容易です。
ろ材には活性炭マット(白)や荒目マット(黒)が付属(Z25/活性炭マットのみ、Z30/活性炭マット+荒目マット、Z40/活性炭マット+荒目マット)。
水の流量を2段階にコントロールできる流量調節ダイヤルつき。※図はZ30/Z+36の流量の例
新形状の吐出口と水中ポンプにより、W静音効果が実現。今まで以上に飼育環境が向上します。
◆さらにパワーアップしたろ過能力
さて、もう1種類の新機種がこちら、プロフィットフィルターZ+。Zに比べるとやや背が高いのは、さきほど紹介したZ本体に拡張ろ過槽「プラスBOX」がプラスされたから。基本的に、水中ポンプからロングスライド吐出口で排出される設計はZシリーズとほぼ共通ですが、ろか能力の差は歴然。プラスBOXが加わったことで、クラス最大のろ過容量を誇っています。左からZ+28、Z+36、Z+50。
Z+28。本体サイズは幅113×奥行100×高さ198㎜。40㎝以下または28ℓまでの水槽に対応しています。Z同様、ロングスライド吐出口が大きな特徴です。
Z+36。本体サイズは幅142×奥行116×高さ212㎜。40㎝以下または36ℓまでの水槽に対応しています。静音効果の高い一体型ポンプ構造もZ同様です。
Z+50。本体サイズは幅168×奥行118×高さ232㎜はシリーズ最大。45㎝以下または50ℓまでの水槽に対応しています。
Z+の最大の特徴は、何といっても拡張ろ過槽・プラスBOXの存在。上蓋を開けると、活性炭マットでも荒目マットでもない、独自のろ材が格納されているのが見えます。
そしてこれがろ過能力パワーアップの正体「パワーボールBiO」。大きさは1㎝強。表面積が大きく設計されたため、多くのバクテリアの活着が可能です。
パワーボールBiOを経由してプラスBOXから流れ落ちた水は、フィルター内の溶存酸素量が高まることでろ過バクテリアも活性化。パワーボールBiOはスポンジのように劣化しにくいのも特徴です。もちろん別売パーツとして交換も可能です。
プラスBOXは本体からの取り外しもOK。
ろ材には活性炭マット(白)や荒目マット(黒)が付属(Z+28/活性炭マットのみ、Z+36/活性炭マット&荒目マット、Z+50/活性炭マット&荒目マット)。
さらに、オプション販売の各種ろ材がワンタッチで格納できるスペースも確保。ろか能力が最大限に発揮されます。※Z+28はスペース上不可
ポンプによって汲み上げられた飼育水は、水中フィルターを経てプラスBOXへ。酸素を豊富に含んだ複数のパワーボールBiOが飼育水を強力にろ過したあと、さらに活性炭マットや荒目マットでろ過された水が水槽内に戻ります。
いかにもKOTOBUKIらしい設計思想が生み出したZシリーズ。外掛けフィルターのパフォーマーとして、ユーザーニーズに応えていきます。プロフィットフィルターZシリーズは、今秋発売です。
☆☆☆KOTOBUKI春の新製品プレゼントのお知らせ☆☆☆
今回ご紹介した新製品
「プロフィットフィルターZ」(25・30・40)
「プロフィットフィルターZ+」(28・36・50)
を各1名様にプレゼントいたします。
プレゼント応募フォームにアクセスいただきご応募ください。
締切は2023年1月18日(水)応募分まで有効。
発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。