大阪中心部から電車とバスで1時間足らず。
そんな利便性を感じさせない空気がここにはあります。
マイナスイオンの世界が凝縮されています。
三重県の赤目四十八滝(「あかめしじゅうはちたき)。
名張市赤目町を流れる滝川の渓谷にあり、全部で四十八の滝や渓谷があるといわれています。
前回ご紹介した「みたらい渓谷」同様、こちらもかつては修業の場でした。
地勢ゆえの山岳信仰の聖地であることは、今も地元では「滝まいり」という呼び名が残っていることでわかります。
爽やかなせせらぎ。
豪快に流れ落ちる滝。
ほとばしる飛沫。
澄みきった水。
水と緑が織りなす自然美は、誰もが心癒されるひとときに違いありません。
森林浴の森100選。
日本の滝百選。
遊歩百選。
平成の名水百選。
美しい日本の歩きたくなるみち500選。
これまで数多くの環境評価を得てきました。
何よりも、国の特別天然記念物・オオサンショウウオの棲息地としての事実ほど説得力のあるものはありません。
※渓谷の入口にある日本サンショウウオセンターでは実際にその生態をみることができます。
渓谷の長さはおよそ4㎞にもおよびます。
あと1カ月もすれば、あたり一体が朱に染まります。
ここにもある水と緑と光の癒しの道。
水と紅葉がつくり出す秋のコントラスト劇場。
まもなく開演です。
【赤目四十八滝アクセス】
●電車・バスで/近鉄大阪線・赤目口駅よりバスで約10分
●自動車で/国道165号を同駅よりバスと同じルートで約6㎞
●公式サイト/赤目四十八滝渓谷保勝会 http://www.akame48taki.com/