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【ユーザー/イベントレポート前編】え、20代でアクア歴20年!?女性の台頭を熱望するベタユーザー・溝邊千聖さん(東京都)

Posted on 2023年7月14日2023年7月22日 by aquariummagazine

可愛くてきれいだし。飼いやすくてキラキラしてるし。何より映えるし。今時の女子のおしゃれ心をくすぐるのが、ベタ。東京都の溝邊千聖(みぞべちさと)さんも7年前に出会って以来、ショーベタ推し。「日本ベタコンテスト2023」に照準を合わせて出品しつつ、コンテストの運営スタッフとしても携わってきたアグレッシブ女子。そんな2日間の様子を、前編・後編に分けてご紹介します。

☆     ☆     ☆

◆出品魚の搬入スタート

「日本ベタコンテスト2023」の開催場所は、例年通り大阪国際交流センター内1階ギャラリー。キワメテスタッフにとっても、もう何度も足を運んでいる勝手知ったるなんちゃら(笑)。開催場所は、日本人で唯一国際ベタ連盟(IBC)の公認審査員・石津裕基さんがオーナーを務めるベタショップ・フォーチュンさんとも至近距離。コンテスト会場としては、まさにベスポジ。

 

すごいね、万博のポスターと横並びやん(笑)。

 

コンテスト前日は出品魚の搬入日。さらにこの日はクラス優勝までの審査が行われ、一般入場は不可。午前10時から続々と出品魚が集まってきます。宅配便などを利用した「送り組」も。

 

会場設営も着々と。この日は、大阪動植物海洋専門学校(通称OAO)の学生5人も運営スタッフとしてお手伝い。あーそこちゃうちゃう、そこ傾いてるで~、ってなことをノタマイながら(笑)。

 

トロフィーなども置かれ、だんだんコンテスト会場らしくなってきました。

 

水合わせも始まっています。特に送り組では、持ち主が不在なのでスタッフにとってはかなり神経を使います。

 

バックヤードでも表彰式に備えて、表彰状などの準備も着々と。何せ受賞対象となる部門が多いため、間違い防止のために神経を使います。

 

ちなみに表彰状のひな型には、キワメテのロゴマークもしっかりと。最も権威あるアクア系の媒体にだけ送られる称号。。。んなわけないか(笑)。

 

一般公開を翌日に控えて、着々と準備が進むコンテスト会場。現場の最前線で活躍するスタッフのみなさんには、本当に頭が下がります。

◆稚魚も持参した涙ぐましい理由

「こんにちは!お待たせしました!」。愛想のいい元気な表情と初対面。ベタコンテストのために東京都から来阪した溝邊千聖さん。出品はもちろんスタッフとしても参加することになり、その様子を密着させていただくことになりました。千聖さん、笑顔が素敵です!

 

 

千聖さんがベタのコンテストに出品するのはこれが2回目。去年初めてのエントリー。当時は「わが子を見てもらいたいという軽い気持ちで出品しました」。2匹を出品し、このうち1匹が協賛賞を受賞しました。

 

今回千聖さんがエントリーしたのは、前回同様コレクターズグループ。コンテストでは自家繁殖グループとコレクターズグループに分かれて審査されます。自家繁殖グループとはその名の通り出品者自身が繁殖させた個体を出品、コレクターズグループとは市販の個体を購入ししばらく飼育することで出品できるという、いわばお手軽部門。より多くのベタユーザーがコンテストに参加しやすいようにと、日本が国際ベタ連盟(通称IBC)に働きかけて実現した日本独自のルールです。

 

「コンテスト2回目の今回は、何としてでも自家繁殖グループにエントリーしたかったのですが、少々時間切れ(笑)。いずれは自分で繁殖させたベタを出品したいと思っています!」とかなりアクティブ。千聖さんの飼育環境も気になるところです。

 

今回5匹をエントリー。出品魚は持参?「はい、持ってきましたよ!」。どこに入ってるの?「ココでーす♪」とうれしそうに教えてくれたのが、スクエアなバックパック。おお、ここにインしてきたとは。愛情かけて育ててきたベタとともに来阪した千聖さん。「一緒にいられてうれしいです!」。この感覚こそ、いかにも女子。

 

搬入にはビニール袋ではなく市販のフレッシュロックを使用。バッグのスペースにうまく収まっています。

 

そして水合わせへ。できるだけ普段の飼育状況と温度差が極力ないよう調整していきます。実は出品魚以外に、稚魚もスーツケースに詰めて持参してきたとのこと。「留守を預かってくれている主人には、産まれて間もない稚魚の世話ができないからなんです(笑)。産まれてからある程度時間が経っている稚魚なら何とかなるんですがね」。ご主人思いであり稚魚思いでもある千聖さん、「もちろんブラインシュリンプも一緒です!」。

◆突き詰めるか楽しむかは自由自在

今回千聖さんエントリーしたのは5匹。まずはダンボハーフムーン。きれいなカラーコーディネートバディ。ベタの中でもダンボ推し。7年前に出会ったのがダンボで、色がきれいなことですっかりとりこになったそうです。

 

続いてジャイアントダンボハーフムーン。ホワイトではない、ややベージュカラーが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。千聖さんがアクアに目覚めたのは、25年前。何とまだ3歳だったころ、すでにメダカやヤマトヌマエビとじゃれ合っていたというから驚きです。「自分で水替えしてたんですよ(笑)!」。マジか。まるで熱帯魚版の博士ちゃん(笑)。

 

続いてプラカットダンボ。来阪はこれまで出張で何度か。普段はイベントやデザインの仕事をしている千聖さん、「趣味で大阪へくるのはやっぱり楽しいです!」。万博が開催される2年後には、仕事の関係で「きっとまたくると思います!」。その時はベタも一緒の来阪となるかも知れません。

 

ジャイアントプラカット。女子に人気がありそうな配色。「ペット感覚でベタを飼う人も多いです。お気に入りのベタに名前をつけている人も結構いますよ」。なるほど、アクアというよりペット感覚。さほど場所を選ばず小さな水槽で1匹ずつ飼えるということもあって、女性でも手軽に扱いやすいのがベタの魅力でもあります。ここ、大事(笑)。

 

そして最後にプラカット。ややオレンジのカラーが印象的。ベタユーザーの中には、同じ傾向のカラーのベタを飼育する人も少なくありませんが、千聖さんの場合はバリエーション豊か。「コンテストというとついついハードルが高く思いがちですが、最初はコレクターズグループのエントリーでいいと思います。といってもコンテストがすべてではないので、とにかく愛情を持って飼育してくださることが一番です!」。

 

SNSを通じてほかのベタユーザーとの情報交換も活発な千聖さん。コンテストにエントリーすることで横のつながりも広がり、繁殖のテクニックも年々レベルアップ。「色々突き詰めていくと、結果的にはそうなるんですよね(笑)」。決して無理するアクアライフではなく、楽しむアクアライフを。キワメテからのお願いでもあります(笑)。

◆審査基準は公認コンテストならでは

会場の準備もほぼ整ったところで、いよいよ審査がスタート。

 

今回はインドネシア、台湾、シンガポールといった海外からIBCの国際公認審査員が3人。

 

それに日本人唯一の公認審査員の石津さんが加わり、審査が行われます。コロナの影響で来日が難しかった時期もありましたが、これでようやくオフィシャルとしての顔が揃いました。

 

審査は減点方式で行われます。自家繁殖グルーブ(ハーフムーン・クラウンテール・プラカット・フォームバリエーション・ワイルドベタ・オプショナル計6部門)と、コレクターズグループ(同計6部門)合わせて12部門の中でそれぞれ上位3位を決めていきます。

 

ちなみに、今年の出品数は海外からの出品も含めて計234匹。コロナ前に比べると若干減少しましたが、2年間のブランクからよくここまで持ち直したものです。

 

日本で開催される唯一の公認ベタコンテスト。だからこそ、上位に入賞すると公認記録として認められ、大袈裟にいえば世界でベタの歴史に名を刻むことになります。日本ではまださほど浸透している公認コンテストではありませんが、アジア諸国やヨーロッパなどではすでに認知度も権威もピカイチ。日本も頑張って世界に追いつきましょう!

 

審査では、ヒレのかたちや状態、欠けやキズがないかなど、IBCの基準に則って悪いところからチェックしていく方式をとっています。いいところではなく、悪いところをまず見つける。個人的にも加点方式より減点方式のほうがわかりやすい気がします。

 

当然のことながら、審査員間で交わされる会話はすべて英語。しっかり耳を傾けていても、「フィッシュ」とか「テール」とか、ほんのわずかな単語が理解できるくらいで、あとはチンプンカンプン(笑)。国際化はベタの世界にも及んでいるのだと実感した次第です。IBCのルールブックはオール英語の記述なので、これから公認審査員を目指すなら、英語に堪能だと少しは有利に働くかも知れません。

 

審査員が手にしているのは、審査の必須アイテム・マグライト。言い方は悪いですが、あら探しの必須アイテム(笑)。

 

コンテスト前にすっかりおなじみのこのポスター、実は千聖さんが手がけたものなんです。「いつもは別のスタッフが担当されているのですが、お忙しいということで私が担当させていただきました」。応募要項も兼ねているポスター、何せ文字が多いので大変だったと思います。

 

ベタに関してもスタッフの一員としても、どんなことでも積極的な千聖さん。飲み込みが早く、キワメテがオーダーする決めのポーズもすべて一発OK(笑)。普段クリエイティブな仕事に携わっているだけのことはありました。

 

ベタの環境に合わせて室温がやや高く汗ばむ会場でしたが、なんのなんの。老体にムチ打つキワメテスタッフはかなりバテ気味でしたが(笑)。

 

このほか、審査集計のお手伝いも。要点を聞き逃すまいと、めっちゃ真剣。

 

この日は、将来IBCの公認審査員を目指すべく、研修も同時進行。さっきまで重労働に汗を流していたスタッフが、真剣に研修に加わるシーンも多くありました。

 

これもベタ愛のなせる技。好きなベタのためとはいえ、本当に恐れ入れます。

 

かくして1日目は無事修了。OAOの学生たちもホッとひと息。これで明日の一般公開を待つのみとなりました。いよいよ明日は一般公開日。果たして、千聖さんが出品したベタは受賞できたのでしょうか。後編をお楽しみに!

(取材協力/ベタショップ・フォーチュン)

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