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【スポット/前編】ポンちゃんはアクアとともに☆藤本病院・癒しの水槽と生きものたち(寝屋川市)

Posted on 2024年7月19日2024年7月19日 by ikedakoji

大阪府寝屋川市の医療法人一祐会 藤本病院。院内に一歩足を踏み入れると、外からは想像もつかない光景が広がっています。ロビーを中心に広がるアクアなシーン。院内設置された水槽は、すべてスタッフ自らの手で管理されています。日々病院の患者さんに向き合いながら、アクアにも心を寄せるスタッフたち。命の尊厳を忘れない日常が、ここにはあります。

☆     ☆     ☆

◆ポンちゃんとは一体?

京阪寝屋川市駅・北出口からアドバンスロード商店街を通って4分。人口22万人の住宅都市・寝屋川市で、医療・健康・福祉の側面で市民をサポートしているのが医療法人一祐会・藤本病院です。

 

基本理念は、「ありがとう おかげさま 嬉しい縁を 医療でつなぐ」。少子高齢化が進む寝屋川市、昭和30年8月に創業以来地域社会に貢献してきました。2025年には記念すべき創業70周年を迎えます。

 

広報誌「Pon’s(ポンず)」は、まさに市民と病院との架け橋的存在。16ページにも渡る誌面は医療や健康・福祉に関する情報が満載で、2カ月に1回のペースで院内の編集スタッフによって制作・発行されています。

 

誌面のアクセントとして何度も登場するのが、ポンちゃん。額帯鏡・聴診器・白衣という姿からお医者さんであることに違いはありません。どうやら、この病院のシンボルキャラクターのようです。

 

このほか、「ポンちゃんニュース!」はシリーズとして定着。毎号ポンちゃん目線の記事で、院内の生きものたちが写真つきで紹介されています。バックナンバーを見ると、内容はすべてアクア関連。シリーズとしてわざわざ誌面を割いてアクアを紹介しているということは、院内の推しに違いありません。広報誌のタイトルそのものも「ポンず」だし、アクアのこともポンちゃんの正体も気になるところです。

◆水槽部あらわる

早速院内ロビーへ。おお~、カラフルな椅子と椅子の隙間を埋めるかのごとく、水槽がひとつ、ふたつ、みっつ。。。マジか!水槽のグリーンな光景に圧倒されて、ついつい目を奪われてしまいます。話には聞いていましたが、これほどまでとは。もはやワクワクドキドキが止まりません。血圧も心拍数も上昇中。でもここは病院だから安心。

 

しっかり水草が育っています。この水槽の主はディスカスで、ゆったり泳ぐ姿に見入っていると、自分の診察時間も忘れてしまいそう。

 

ブルーターコイズディスカスとレッドロイヤルディスカスが数匹。少しLEDが暗いような気もしますが。「そのせいでしょうか、陰性水草が程よく育ち、バランスのいい水槽になりました」(理事長)。

 

こちらの水槽は流木がダイナミックに使われ、水草もきれいに立ち上がってまさにザ・アクアという感じ。プレコが中心の水槽で、かなり力が入っている様子がよくわかります。

 

理事長一番のお気に入り水槽で、さまざまな種類のプレコがいます。この子は少し大きめのエンペラーペコルティア。このほか、ブラックウィズホワイトプレコやグリーンロイヤルプレコ、オレンジフィンブラックカイザープレコなど、全部で10種類が遊泳中。

 

水槽を反対側から見たところ。写真ではわかりづらいのですが、直進性の高いLEDを使って、「ゆらぎ」を演出。水中に差す微妙な光のカーテンがいい感じ。「でしょ(笑)?」(理事長)。

 

思わず見落としてしまうところでした。こんな隙間に可愛いインペリアルゼブラがいました。

 

さらに奥に見えるのは、小型カラシンのいる水槽。レッドファントムルブラ、インパクティスケリーなどがいます。

 

奥に置いてあるのがもったいないくらい。どの水槽もメンテが行き届いていて、ピッカピカ。透過度が違います。24時間空調完備という病院特有の環境も功を奏しているとは思いますが、さぞかし有能なメンテさんが入っているに違いないと、この時点ではそう思っていました。

◆これが2代目ポンちゃん

さらに健診受付カウンターの奥の水槽には、おお~、結構なサイズのスッポンが。これ、いけすじゃないですよね?居酒屋じゃあるまいし。

 

久しぶりに見るスッポンの姿に釘付けになっていたら、エサやりタイムでした。給餌しているのは、健診事業部の上浦さん。「可愛いでしょ~?ここまで懐いてくれてるんですよ」と、まるでわが子を慕う母親のよう。なんちゅう病院らしからぬシチュエーション。

 

もう一人の健診事業部部長の原口さんもエントリー。健診カウンターのすぐ背後に水槽があるので、親近感も超絶。「みんなのアイドルなんですよ~、ポンちゃんは」。

 

え?え?ポ、ポンちゃん?あー、そういうことか!広報誌で幅を利かせていたポンちゃんとは、架空のキャラではなくこの子のことだったのですね。

 

ここにもポンちゃんの絵が。ようやく事態が飲み込めました。そりゃシンボルキャラクターにもなりますわ。広報誌のリピート効果もあり、今や病院内外でもすっかり浸透。病院のイメージアップに貢献しつつ、スッポンという長寿の象徴は縁起もよく、しっかり市民を味方につけた感じです。

 

それにしても、ポンちゃんはいつからいるんでしょう?そして、なぜこんなに沢山の水槽があるのでしょう?その謎を解くカギは、自称・水槽部のメンバーのアクア魂に起因していたのでした。

◆日本一アクア推しの理事長

理事長の藤本さん(左)と総務課課長の川﨑さん(右)。理事長、その出で立ちは?「今オペが終わったところなんです」。現役医師の理事長。まあなんとカジュアルな。

 

自称・水槽部を自然発生的に立ち上げたのは、このお2人でした。数年前、理事長の自宅にいた初代ポンちゃんが病院デビューしたのを機に、意気投合。奇しくも2人ともアクア好きときたからもう止まりません。少しずつ水槽が増えつつ、どういうわけかアクア好きのスタッフも集まり、今では計8個の水槽が置かれています。

 

水槽が8個もある病院。全国を探してもこれほど水槽を置いている病院は、おそらくここだけでしょう。記念すべきジャスト10個が揃う日も近かったりなんかして。知らんけど。

 

しかもすごいのは、水槽管理をすべて院内で完結している点。メンテを外注することは一切しないで、水槽部を中心としたスタッフでまかなっています。こんな病院、見たことない。知らんけど2。

 

メンバーは消化器外科医、看護師、臨床検査技師、そして事務職員などなど。普段は治療や検査などの最前線にいる医療従事者も多く、たかがアクアと言ってしまえばそれまでかも知れませんが、生命の尊厳を追求していくという点ではまったく同じ。こんなところに通院ないしは検査で入院してみたいアクアユーザーは、きっと多いはず。

 

特に理事長のアクア好きは、院内外でも有名。子どもの頃から生きものが好きで、近くの川や池が遊び場だったそう。「もし理事長がいらっしゃらなかったら、ここまで水槽は増えていなかったと思いますよ」(川﨑さん)。アクアだけでなく、川などで生きものを採取する野外活動にも積極的だという理事長と川﨑さん。「私を焚きつけたのは、間違いなく川﨑さんですから(笑)」(理事長)。どっちやねん!

【後編へ続く】

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