「郡上おどり」で知られる岐阜県・郡上八幡。
毎年8月になると多くの観光客でにぎわいますが、全国名水百選の第一号の地であることは意外に知られていません。
知る人ぞ知る「水の生まれるまち」。
夏は冷たく、冬は温かく。
まちの一角からこんこんと涌き出る水は、昔から生活の水として親しまれてきました。
名付けて「宗祇水(そうぎすい)」。
その歴史は古く、室町時代の連歌の達人・飯尾宗祇が愛用したことからそう呼ばれるようになったのだとか。
極めて良質の天然水を守るべく、史跡保存は今なお受け継がれています。
そして昭和60年、全国初の名水百選に選ばれました。
長良川最大の支流である吉田川が、清らかな水をたたえています。
夏になると、子どもたちがこぞって飛び込み「度胸試し」をしています。
まちのあちこちに、「小舟」と呼ばれるおいしい水のスポットもあります。
万一の火災の類焼を防ぐために家の側面につくられた「うだつ」も、独特の個性を醸しだしています。
郡上八幡には、伝統芸能だけでなく守るべきものがたくさんあります。
★郡上市役所商工観光部ホームページ
http://www.gujokankou.com/feature/01hachiman