長かった冬から、ようやく待ち遠しかった春へ。四季の移ろいとともに、金魚やメダカたちにとっても目覚めの季節となりました。水槽にもそろそろ春の訪れが。そんな演出にひと役買うのが、KOTOBUKIの「和彩」シリーズ。和テイストが好評のシリーズに新たな色が加わったことで、少しずつ春の足音が聞こえてきます。
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◆キラキラ宝石のような自然石
新色は2色。まずは和彩「白琉砂(はくりゅうさ)」。自然から採取された天然砂利を使い、これまでのシリーズの中で最も小粒の部類に入ります。水槽を繊細に、そして明るく演出します。
粒径は約2ミリ前後。手の中でさらさらとした感触が特徴で、純白の光沢を保っています。ちなみに、「琉」とは宝石の意味も持つとか。その名の通り、底砂でありながらゴージャス感を漂わせています。
こちらは和彩「黒琉砂(こくりゅうさ)」。白琉砂同様に天然砂利を使用したもので、魚本来の持つ色や模様をグッと引き立てます。
シックな黒色でありながら、光が当たるとキラキラとした光沢も。水槽の中では、一体どんなふうに魚たちを引き立てるのでしょうか。
水槽に流木と白琉砂を入れてみました。どことなくさわやかで、明るくて軽快な印象です。
一方、黒琉砂にしてみると、コントラストがはっきりした重厚なイメージに。どちらを選ぶかは、ユーザー次第です。
また白琉砂は、底砂としてだけでなくレイアウトのアクセント的な使い方もOK。たとえば写真の大型の水草レイアウトのように、手前から奥へ続く白い道に見立てて白琉砂で演出してみるのも方法です。水草と白琉砂による、まるでジオラマのようなシーンが楽しめます。このほか、今流行りのコケリウムの小道具として明るいイメージで演出するというのもアリかも知れません。
◆タナゴの色揚げにも貢献?
白琉砂を白メダカのいる水槽に使ってみました。早くも春が到来したようなさわやかなイメージになりました。
※使用水槽はレグラスF-25 S/B、水槽アクセサリーは「PON!!と水草」シリーズよりSマッシュルームとSレッドリーフを使用
黒琉砂を金魚のいる水槽に使用した例。黒い枝と砂とのコントラストがハッキリしています。こうしてみると、白琉砂も黒琉砂も、メダカや金魚の飼育水槽によくマッチしています。
※使用水槽はレグラスR300、水槽アクセサリーは「PON!!と水草」シリーズより枝Mナナおよび枝Mミックスを使用
聞いたところによると、婚姻色を有するタナゴなどの場合、繁殖期に色が上がりやすいのが黒色の底砂だと聞いたことがあります。そんな興味深いロマンにも思いをはせながら、くるべき春が待ち遠しいですね。
・白琉砂 1キロ入り 360円(+税)
・黒琉砂 1キロ入り 360円(+税)
これで和彩シリーズは全6色に。全国のアクアショップなどで3月より発売中です。