水槽メーカーの老舗でありながら、観賞魚用ヒーターでも高いシェアを誇るKOTOBUKI。スタイリッシュなデザインであることはもちろん、何よりも安全第一を優先させた製品づくりは、まさにアクアユーザー目線そのものです。令和初の秋冬に備えて、新たに単品ヒーターとサーモセットタイプがラインナップ。今お手持ちのヒーター、故障などしてません?まだ日中は暑いからって油断してません(笑)?ヒーターは消耗品です。秋になる前に保温対策はお早めにどうぞ。
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◆カバーレスヒーターは安全性へのこだわり
KOTOBUKIのヒーターといえば、一番大きな特徴がカバーレスであるという点。カバーレスのヒーターはもちろんKOTOBUKIだけ。それは、何よりも安全性を優先した結果にほかなりません。カバーがあるから危険というわけではありませんが、カバーレスにより起こりうる事故の可能性を極力排除した独自の設計思想があるからなのです。魚にとってもユーザーにとっても、安全第一主義に対するKOTOBUKIのこだわりがうかがえます。
それは過去の商品を見ても一貫しています。アルミの放熱フィンを使った画期的な「3Sヒーター」を始め、今年春に発売された新形状の「ツーウェイオートSP」へと続いています。
最近のKOTOBUKIのヒーターのパッケージには、「5」という数字が書かれています。よくみると、「5アドバンテージ」。KOTOBUKIのヒーターがなぜカバーレスなのか、まさしく商品のコンセプトである5つのこだわりのパフォーマンスでもあるのです。
5つのこだわりとは。
その①カバーがないことで温められた水がスムーズに水槽内に拡散
その②カバーのスリットなどに魚が入り込んで起こる死亡事故を軽減
その③カバーの装着忘れによる空だき事故を未然に防止
その④メンテ時にカバーの脱着が必要ないため水槽の掃除が楽
その⑤カバーがなくても表面温度が400℃に達しない独自の安全設計
カバーレスによるメリットが5点に凝縮された「5アドバンテージ」。使用に際してさまざまな利便性や安全性を想定された、まさにユーザー目線に立った製品だというのが、いかにもKOTOBUKIらしさを反映しているような気がします。
◆従来製品より電気容量アップ
今回発売されたのは、まず「セーフティヒーターSP」。110W・160W・220W・300Wの4タイプがラインナップ。従来のヒーター(セーフティヒーターSH)よりヒーター容量がアップしました(300W除く)。まあちょっとしたアップではありますが、「もうちょっとであの水槽に使えたのに~」ってこと、ありませんでした?(笑)
なおこちらの商品は、いわゆる単体ヒーターといわれるタイプなので別途サーモスタットが必要です。そのまま使用すると水温が上がり続けてしまうので要注意!ここ大事です!ただし、お手持ちの他社サーモスタットに接続しても互換性があるので使えます。
こちらは「セーフティヒートセットSP」。高性能ICサーモスタットET-300Xがセット。セーフティヒーターSP同様、110W・160W・220W・300Wの4タイプが用意されています。サーモスタットにより、19~31℃までのきめ細かい水温管理が可能。生体に合わせた温度管理のほか、病気の治療をする時などにも便利です。
これにより、今年最初に発売された「コンパクトオート」と「ツーウェイオートSP」と並んで、KOTOBUKIの観賞魚ヒーターはそれぞれが個性あるラインナップとなっています。
◆ブラックヒーターを最初につくったKOTOBUKI
セーフティヒーターSP(下から110W・160W・220W・300W)。本体の外観的な特徴といえば、目立たないブラック管を採用している点。今やKOTOBUKI製ヒーターのスタンダードとなりました。ちなみに、最初にブラックの観賞魚ヒーターをつくったのも実はKOTOBUKIでした。それまでは汚れなどが目立ちやすい白色が主流でしたから、他社に先駆けて目立ちにくいブラックをいち早く製品化したのもKOTOBUKIらしさといえるでしょう。
◆従来製品よりも3㎝コンパクトに
サイズ的にもコンパクトなサイズ感を実現!従来製品(セーフティヒーターSH100)との比較例。これまでより全長が約3㎝も短くなりました。KOTOBUKIの開発者いわく、直径たった3㎜アップさせるだけで表面温度を400℃以下に抑えながらも長さをグンと短くすることが可能になったとのこと(300Wは従来通り)。これにより、ヒーター容量はアップしておりトータルでみればこれまでのヒーターの中で非常にコンパクト化が実現した製品といえるでしょう。
横向きでも縦向きでも設置OK(300W除く)。水槽の隅に縦向きに設置することで、水槽内スペースの有効利用が図れます。ただし、本体がちゃんと水中に設置するよう注意してくださいね(セーフティヒーターSP&レグラスR300)。
さらにセーフティヒーターSP110Wを従来製品セーフティヒーターSH100Wと比較してみました。全長が3㎝短くなったことで、実際に設置してみると違いがよくわかります。コンパクトなのはやっぱりいいですね(水槽はダックスC60)
統一基準規格では、気中でのヒーターの表面温度が400℃以下であることが義務づけられています。今年の新発売のKOTOBUKIヒーターは、従来SHマークから新たな表示規格「SP」に。ユーザーはさらに安心して使えますね。
※SPマークとは・・・「Sefty Pets」の略で、これまで観賞魚ヒーターのみだった安全基準がオールペット用品へと幅広く広がりました。詳しくはこちら
決して早くはないアクアの秋冬支度。などと考えていると、1年が経つのは本当に早いものです。世間はお盆休み真っ只中。まだまだ早いなんて言わずに、大切な魚たちを寒さから守る準備をしてあげてくださいね。
よりパワフルになった新単体ヒーター「セーフティヒーターSP」シリーズ!ヒートセットシリーズとともに 8月下旬発売予定です!
★セーフティヒーターSP ※各社共通サーモスタット接続用ヒーター
・110W(対応水槽44ℓ以下 目安45㎝以下) 3,450円(+税)
・160W(対応水槽64ℓ以下 目安60㎝以下) 3,550円(+税)
・220W(対応水槽110ℓ以下 目安60~75㎝以下) 3,990円(+税)
・300W(対応水槽150ℓ以下 目安90㎝以下) 5,400円(+税)
★セーフティヒートセットSP ※高性能ICサーモスタットET-300Xセット
・110W(対応水槽44ℓ以下 目安45㎝以下) 7,200円(+税)
・160W(対応水槽64ℓ以下 目安60㎝以下) 7,500円(+税)
・220W(対応水槽110ℓ以下 目安60~75㎝以下) 8,400円(+税)
・300W(対応水槽150ℓ以下 目安㎝90以下) 9,800円(+税)