冬真っ只中。春はまだ少し先ですが、冬のアクアライフを快適におすごしでしょうか。さてさて、KOTOBUKIのヒーターが今年大きく変ろうとしています。「魚にも人にも優しく。安全でさらにスタイリッシュなヒーターを。」をコンセプトにラインナップが一新。ユーザーの誤使用を未然に防ぐ設計思想を追求しつつ、カバーレスヒーターをさらに進化。もちろん安全のための統一基準規格にも適合しています。その第1弾をご紹介しましょう。
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◆ユーザーの誤使用の可能性を視野に
2015年春に制定された観賞魚用ヒーターにおける統一基準規格は、アクアだけでなくペット業界全体としての大きな動きとなりました。魚やペットも安全な用品・部品をユーザーに提供していこうというもので、新たにつくられた「SPマーク」にその趣旨が集約されています。このマークをすでにパッケージなどで見た人も多いと思いますが、これまで以上に安全に対する意識が業界全体で強まりました。SPマークについての経緯・詳細については、ぜひこちらをどうぞ。
統一基準規格では、気中でのヒーターの表面温度が400℃以下であることが義務づけられています。これは、過去に起きたユーザーの誤使用による事故などの教訓から各メーカーが話し合い自主基準として規格化されたものです。
パッケージなどにSPマークが貼られていればまずは大丈夫。でもそれだけでは完璧といえません。いくら商品そのものが安全でも、ユーザーの勘違いやうっかりミスなどユーザーによる誤使用の可能性が残されているからです。そうしたユーザーの誤使用も視野に入れてヒーターの商品開発に取り組んできたKOTOBUKI。新しいラインナップに興味がわかないはずがありません。
◆ヒーターらしからぬデザイン
はい、お待たせしました。新しいKOTOBUKIのヒーターラインナップ第1弾のご紹介です。SPマークにも適合したヒーター「コンパクトオート」。ん?ヒーターにみえないって?でしょ(笑)。
そうなんです。コンパクトオートはとにかく小さいんです。手のひらにおいてもこんなにコンパクト。重さもたったの130グラム(21W)。まるでデジカメの充電池のよう。
こちらは21W。本体サイズは幅87×奥行37×高さ30ミリ。超小型水槽7リットル以下に適合しています。
こちらは42W。本体サイズは幅87×奥行57×高さ30ミリ。重量は170グラム。14リットル以下の小型水槽に適合しています。ワット数が42Wになっても、このサイズです。14リットル対応なら、幅30センチの水槽やキュブ型25センチの水槽もいけますよ~!
2つならべてみるとこんな感じ。パッと見は同じサイズ感。かといって、ワット数が2倍イコールサイズも2倍というわけではないんです(上21W、下42W)。
◆水槽の隅にピタリと収まるコンパクト性
全体にスクエアなデザインのため、21Wを水槽の隅にセットしてもぴったり収まります。ベタ飼育などの水容量の少ないコンパクト水槽にもうってつけです。小型水槽のレグラスF-150Bシリーズとの相性もバッチリ。
構造はこのようになっています。上がヒーター部で下がセンサー部。従来と違ってセパレートタイプになったのには理由があるんです。
要は、従来の一体型タイプに起こりえたヒーターからの熱伝導による制御基板への悪影響をなくしたこと。このほか、2つに分けたことで通水性がよくなり、飼育水への熱交換効率がアップしました。
もちろん横向きでも縦向きでもOK(図は42W)。斜め置き?そのほうが水槽が引き立つのであればどうぞ(笑)
水槽内に横置きでセットしてみました。コンパクトだしスタイリッシュなので、取り出しやすい位置に設置してもいいし、流木や水草の後ろに設置しても隠せちゃうサイズですよね。しかもコンパクト性だけでなく、温度もセンサーの働きによって完全オート。常に25~27℃(±1.5)の適温に保てます。
コンパクトオート21W/3,500円(+税)
コンパクトオート42W/4,550円(+税)
春の声が聞こえるようになるまでもうちょい。この冬、ヒーターを酷使したという人、あるいは秋ごろに水槽が増えそうだという人。同じヒーターを買うなら、よりスタイリッシュで高機能になったKOTOBUKIのコンパクトオートを。人も魚も安全なアクアライフのために、ぜひご検討ください。両製品とも2月15日新発売です。
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