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【スポット】「刺激したのはキワメテさん!」☆メダカ愛が強すぎるキッチン&カフェ・エマーブル (兵庫県尼崎市)

Posted on 2023年4月21日2023年5月13日 by aquariummagazine

それは、1通の年賀状から始まった-。あるフレンチのスタッフから寄せられた、由々しきメッセージ。聞けば、2年前の取材をきっかけにメダカ好きのオーナーシェフがさらにパワーアップしたとのこと。ついに寝ている子を起こしてしまったか。事態を重くみたキワメテスタッフは、早速現地へ駆けつけたのでありました。

☆     ☆     ☆

◆人が変わった?オーナーシェフ

今年4月で創業13年を迎える、キッチン&カフェ・エマーブル(兵庫県尼崎市)。「家庭の食卓に一番近いフレンチ」をモットーに、和モダンのテイストが落ち着いた雰囲気がイケてます。今回もフレンチの取材ではなく、キワメテ重大なミッションの発動でした。

 

前回取材に伺ったのは、2年前。メダカ好きのオーナーシェフがいるとのタレコミ情報を元に参上。オーナーの熱い思いの背中を押したことで、事態は思わぬ方向に。今年、スタッフからもらった年賀状を見過ごすわけにはいきませんでした。『あの取材をきっかけに、オーナーは何かにとりつかれたように人が変わってしまいました。店にメダカ水槽がすごく増えたのは、オーナーを煽って刺激したキワメテさんのせいですから』。そんなこと言われてもね。

 

よく見ると、ガラスの向こうに水槽らしきものがひとつ、ふたつ、みっつ、いやいやもっとありそう。以前にはなかったエモーショナルな光景。取材から2年、オーナーが意地でもつくりたかったエマーブルのアナザースカイ。

 

入ってすぐの足元には、主に繁殖用の睡蓮鉢が並んでいます。どちらかというと、メダカにとってはここがファーム的存在。

 

キワメテステッカーがこんなところで有効活用。販促にも貢献しています。というか、前からメダカ販売してましたっけ?

◆構想を実現させたセット水槽

そして、オーナーが必死のパッチでつくり上げたという、エマーブル水族館。尼崎市唯一。たぶん。フレンチを楽しむお客さんにとっても、地元の人たちにとっても、インパクト大。

 

30㎝水槽が計6つ、まるでユニットのように整然と並んでいます。取材中も、外から水槽を伺う人が多かったのが印象的でした。水替えは半年に1回というわりには、とってもきれいです。キワメテ的には、ここまでしろなんてひとことも言ってないんですがね。

 

エマーブル水族館に目をやるオーナーシェフ・高見忠男さん。お久しぶりです。メダカ飼育に入れ込みすぎてヤバい人になってしまったのかと心配していましたが、めっちゃ元気ですやん。それにしてもうれしそう。まるで、買ってもらったお気に入りのオモチャを自慢したくて仕方ないような子どもにも似ています。

 

「まずは水槽を見てください!」。高見さんに促されて水槽をチェックしてみると、前面のコーナーを曲げガラスで仕上げたKOTOBUKIのRシリーズでした。「この水槽だと、正面から見ても横から見てもとてもきれいに見えます。迷いはありませんでした」。しかもライトにはフレキシブルに角度が調整できるアーム式LEDエコライト、そして呼び水不要で動作音も静かな外掛けフィルター・プロフィットフィルターが装備されていました。「構想の段階からこれをセットで使いたかったんです。以前(「キワメテ!水族館」に)紹介されていた、とある四国の温泉の記事を見てすごく刺激されました。こんな感じに仕上げたいなあ、と」。そうでしたか。

 

行きつけのアクアショップでセット水槽として購入。「本当はすべてセットで揃えたかったんですが、あいにく3セットしかなかったので、あとはパーツを個々に購入したものですが、KOTOBUKIにこだわりました」。丈夫で透過度も抜群と絶賛。以前からKOTOBUKIのファンでしたっけ?ま、いいか。

◆カメもカウンターにエントリー

奥に設置されている45㎝水槽は、2年前変わらず健在でした。アクアと一緒にゆっくり食事をしたい人にとってはここがスペシャルシート、というスタンスも2年前と変わっていません。

 

当時はメダカサイズだったオイカワやカワムツなどの川魚も、こんなに大きくなりました。「あの時は気づかなかったんですけど、どうやらカニと一緒に川で採ってきていたみたいです(笑)」。魚もここまで大きくなるとサマになって、水槽も川に見えてくるから不思議です。

 

照明を落とすとこんなにムーディー。決してフレンチの邪魔をする感じではありません。

 

オーナーシェフの高見さんを影、、いや表で支えているのが新田亜由美さん。よく働くヤリ手姉さん。例の年賀状の差出人であり、2度目の取材の根回しを図った張本人でもありました。もしあの年賀状がきていなかったら、戻り寒波のこんな日に首をすくめて訪問するなんてことはなかったでしょうに。

 

ん?カウンターの上にも水槽が増えました?「魚もいますが、カメも飼い始めたんです」と新田さん。誰が?「私がカメ好きなので」。買ったのは?「シェフでーす(笑)」。なんじゃそら。

 

ミシシッピニオイガメ2匹に、ニホンイシガメも2匹。「それぞれに可愛い名前もついてるんですよ~」。知らんがな。

 

最近はカメ好きの人も増えてきましたが、お客さんの中にもカメ好きの人がいてカウンターで食事をしながらカメビューを楽しんでおられるとのことでした。

◆エマーブル水族館の全貌

さてさて、エマーブル水族館(なんか美術館っぽくてカッコいい)にはどんな魚がいるのでしょうか。まずは、とっておきのマリアージュロングフィン。親魚だとペアで2万円以上するというシロモノです。

 

夜桜ゴールドがいます。

 

黄金三色錦もいます。

 

こちらはサバの極み。

 

そして煌。

 

サタンレッドテール。

 

こちらには天晴。これだけは、客席からも見ることができます。チョイ見せですけどね。

 

さらに、トイレに新設した水槽にはミユキが。「現時点で考えられるところには、すべて置いてみました。これで一件落着かな」。人が変わったと聞いていた高見さん。話も楽しくわかりやすくなった気がします。

 

こちらはカウンター水槽のメンテスタッフチーム。コリドラスやドジョウのほか、エマーブル水族館には淡水シジミや、油断してるととんでもなく増殖してしまうレッドラムズホーンも。ちなみに、ラムズホーンはミシシッピニオイガメにとって格好のご馳走なのだそう。

 

カウンターの水槽には新しくユリシスなんかも少し。

 

さらには、性格が荒いといわれているアベニーパファーもヒョコっと。見た目はとっても可愛い淡水フグなのに。種類がメダカだけではなくなり、店内は以前よりずっとにぎやかになりました。ちなみに、不思議なキャラの置物はお客さんがくださったものだそう。

◆やさしさや心地よさを忘れず

取材をきっかけに、メダカ飼育に対する関心が一段と高まったという高見さん。以前よりお客さんとの会話も増え、メダカが店の販促に貢献しているのは間違いありません。

 

とはいえ、押し付けがましいのはいけない、とも。「自分たちは生きものが好きなのでお客さんにもたくさん見てもらいたいのは山々ですが、それとこれとは別ですから。さりげなく、くらいがちょうどいいのではないでしょうか。そのあたりのバランスを常に考えながら、趣味と実益を平行して取り組んでいます」。

 

チラ見ではもったいなし、全見せでは抵抗がある。最初これを見た時、どうせ置くのだったら入口付近ではなく中にドバーッと置けばもっとインパクトがあったのに、とも思いましたが、結果的にはこの場所で正解だったような気がします。人が変わったと聞いていた高見さん、店名の意味が示す通り決してやさしさや心地よさを忘れてはいませんでした。

 

とはいえ、最近はメダカのことを聞いてくる好奇心旺盛なお客さんも増えたのこと。「まだ飼ったことがないんですが大丈夫でしょうかとか、どんな水槽がいいでしょうかとか、どちらかというと飼育に一歩踏み出す前のお客さんが多いですね。中には、お孫さんが飼いたいという理由で、おばあちゃんが熱心に聞いてこられるケースもありますよ」。自分にも飼えそうだな、と思ってもらうことが肝心。以前手がけていたフレンチの料理教室のスキル育成と同じです、とも。高見さん、深いね~。

 

カメのエサやり体験をするお客さんのお子さん。しょっちゅうではありませんが、こんなちょっとしたアトラクション的なことを楽しんでもらうこともあります。(写真は高見さん提供)

 

「見せ方はやっぱり大事だと思います。同じ見てもらうなら、きれいな状態で見てもらいたい。それが興味につながればさらにいい。光が当たると熱帯魚のようなキラキラ輝くメダカのそばにいつもいながら、お客さんやご近所の人たちにも見てもらいたいと思っています」。

 

取材がきっかけでテンションが上がりすぎて、いても立ってもいられなくなった高見さん。その後、取りつかれたようにエマーブル水族館の構想に四年がなかった高見さん。そしてクリスマスから翌年の元旦にかけて高見ワールドを完成させた高見さん。振り幅の大きい2年間でしたが、やっと着地しました。

 

1枚の年賀状が取り持った2度目のエマーブル。今回の取材がまた刺激になって、3度目があったりして。

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