「5つのアドバンテージ」でおなじみのカバーレスヒーターは、ユーザーが安心して使えるこれからの季節の必須アイテム。これまで300Wが上限だったヒーターに、440Wが新加入。しかも新設計のツイン方式を採用したことで、よりコンパクトに。ついにヒーター1個で120㎝の水槽にも対応できるようになりました。新設計のツイン方式のカバーレスヒーターとは。
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◆コンパクト&パワフル
去年の夏、セーフティーヒーターSPシリーズ4タイプが発売。「5つのアドバンテージ」のキャッチフレーズもすっかり浸透し、豊富なラインナップとなりました。ただ、4タイプのうち最大容量が300Wだったので、「もうちょっとパワフルなヒーターがあってもいいのでは」という声があったのも事実です。でも容量が大きくなればサイズも大きくなる。それじゃあ当たり前すぎてKOTOBUKIらしくない(笑)。というわけで商品開発が進められた結果、商品化につながったのです。
今回新たに登場したツインヒーターSP 440W。しかも新たに開発された、KOTOBUKI初のツイン方式なんです。その名の通り、ヒーター部がそれぞれ独立した配線構造で、これまでのセーフティーヒーターSPシリーズとは一線を画しています。「なるほど、だからコンパクトになって440Wのパワーが実現できたんだ!」と気付いたアナタはえらい(笑)!
◆120㎝水槽にぴったり
どれほどコンパクトになったか、従来の300Wと比較してみれば一目瞭然。本体の全長はわずか215㎜とコンパクト。この違いは大きいですよね。しかもサイズだけでなく、容量もパワフルにアップ。サーモスタット接続専用のヒーターとしては、初の並列加温式のセパレート設計となりました。
パッケージに入った状態でもこんなにコンパクト。くれぐれもショップで見失わないように(笑)
ついついサイズに目が行きがちですが、ツインヒーターの本当にすごいところはココ。440Wにパワーアップしたことで、120㎝水槽(約200リットル)にぴったり適しているということなんです。
◆必要消費電力量について
ここで観賞魚ヒーター品質基準(一般社団法人 日本ペット用品工業会 SPマーク)で定められた水槽に対して必要なヒーターのワット数を、改めてあらためておさらいしておきましょう。
・100W未満/水容量1リットルあたり3W以上(約33リットル以下の基準)
・100W以上200W未満/水容量1リットルあたり2.5W以上(約33リットル以上80リットル未満の基準)
・200W以上/水容量1リットルあたり2W以上(約80リットル以上の基準)
なおSPマークがついたヒーターであれば、設計時にこの必要消費電力量がクリアされており、パッケージ表記の基準となっています。ツインヒーター440Wは、220リットル以下の水槽すなわち120㎝水槽に最もマッチしているといえます。
また並列加温式のセパレート設計のため、1本のヒーターが万一トラブルを起こして断線しても水温が急に低下するというアクシデントもありません。「5つのアドバンテージ」で実証されている数々の安全・安心設計が、ここでも生かされています。ただし、1本だけではさすがに水温維持が難しいので、万一の時は早めに交換してくださいね。
◆今後もシリーズを充実
まずは縦向きにセッティング。キスゴムつきなので、水槽内側のどんな場所にもセットできます。もちろん空だき事故防止機能つき。ツイン管によりボディ長さが215㎜になったことで、このワット数クラスでヒーターが縦置きできるというのは、水槽レイアウト的にも大きなメリットですよね。
続いて横向き。水中での通水性がよく、効率よく保温ができるのもツインヒーターならでは。もちろんカバーレスでもSP規格をクリアした安全設計です。
冬なんてまだまだ先、と思っていたら大間違い。そしてヒーターは消耗品であることも忘れずに。まずは寒くなる前に動作確認をしておきましょう。もし不具合があったら、440Wはもうあなたの虜(笑)
★サーモスタット接続専用ツインヒーターSP 440W(長さ215×幅55×厚み40㎜、コード長1.8m)7,800円(+税) ※厚みはキスゴム含む