とあるアクアショップ内で開催されていた、知られざるアクアイベント「ROUND AQUA」(ラウンドアクア)。こぢんまり、かつフレンドリー。リーズナブル、かつハイクォリティ。そんなイベントが、紆余曲折を経てパワーアップ。関西で数少ないアクアイベントのひとつとして、大きな一歩を踏み出しました。
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◆ショップ移転を機に
大阪府吹田市の総合ペットショップ「P&LUXE」で、定期的に開催されていたアクアイベント「ラウンドアクア」。これまで計3回開催され、シュリンプや熱帯魚、水草、メダカ、観葉植物など、毎回20以上のブリーダーさんが出品。地域周辺はもとより、近畿一円でも「いいものが安く手に入る」と注目されるアクアイベントでした。
「南海の宝石」といわれるアピストグラマの出品があったり。
シュリンプ系のブースがあったり。
アクア関連のオシャレ小物の出品があったりで、こぢんまりしたイベントではありましたが、室内ドッグランという限られたスペースを巧みに使ったバラエティに富んだイベントでした。
何といっても、出品者と来場者とがじかに出会い触れ合える場として、イベント名の通りその輪がどんどん広がっていたのが印象的でした。まさに継続は力なり。今後のパワーアップが期待されていました。
そんな人気のアクアイベントでしたが、今春に同店の全面移転が急きょ決定。会場の関係で今後の開催が難しくなりました。それならというわけで、これを機にさらにパワーアップしたイベントに昇華させようと関係者が一致団結。イベントの実質的な主催者である関西えび倶楽部の代表らが指揮をとり、「第4回ラウンドアクア」が開催されることになったのです。
◆あのおなじみの会場で
同イベントは7月14日(日)、午前10時30から午後5時30分まで。会場は大阪市天王寺区の大阪国際交流センター1階。これまで「日本ベタコンテスト」や「アクアブリーダーズフェスタ」の会場としてもすっかりおなじみのアノ場所。駐車場もあり、公共交通でも大阪メトロ・谷町9丁目駅や近鉄・大阪上本町駅からの利用でも徒歩圏にある好立地です。
気になる出品者ですが、大きく分けてシュリンプ部門・メダカおよび金魚部門・観葉植物および水草部門・用品および雑貨部門に大別。かつてのイベントにも出品していたおなじみの出品者や初めて出品するフレッシュな顔ぶれはもちろん、「キワメテ!水族館」が過去に取材したブリーダーも出品する予定です。参加されます。ざっと出品者をご紹介しておきましょう。※敬称略
【シュリンプ】
・関西えび倶楽部
・グロリアス
・さと美えび
・地乃海老
・姫えびす
・ローキーズインターナショナルほか
【メダカ・金魚】
・アクアヒーリング
・プレアデス
・さかいメダカ
・Aqua Breaders Club
・暁璃めだか
【熱帯魚・両生類など】
・オリエンタルフィッシュ
・ざりがに本舗
・プレコ暮らし
【観葉植物・水草】
・浦部陽向園
・S.S.Flight
・小虹
【用品・雑貨】
・こけ楽
・chouchou
出品者を見て、ああこの人!と思わずわくわくしてしまう人もいるのでは。スペースが広くなると内容もするでしょうから、大いに期待が持てそうです。
◆初のシュリンプフェスが同時開催
特筆すべきは、「Shrimp Festival」(シュリンプフェスティバル)が同時開催される点。もちろん初開催。これが今回のイベントの最大の目玉になるかも知れません。同フェスに際して、選りすぐられたトッププリーダーが全国から集結。日本に名だたるトップブリーダーが丹精込めて仕上げたクオリティーの高い個体が展示されて、しかも販売される予定です。シュリンプマニアにとっても、これは見逃せません。
ブリーダーとの触れ合いも可能。もしかしたら、みなさんのあこがれのブリーダーに出会えるチャンスでもあります。この機会に、シュリンプ飼育に関するノウハウなども教えてもらいましょう!シュリンプフェスティバルの主な出品者は次の通りです。※敬称略
【北海道】
・aki shrimp
・蝦源舞
・てんがえび
・店長のえび
・B.Bシュリンプ
・Mr.N
【東北】
・宮城えび
【関東】
・EbiAtion
・K・S・E
・さと美えび
・tonakai
・ドンちゃん
・beelovers
・瑠香えび
【東海・中部】
・幹事長
・雅エビ
・Pa~
【関西】
・anera shrimp
・Orion
・神戸マスター
・昭和女子
・虎蝦
・nori
・be-craft
・姫えびす
・百式海老
・マイケル
・マテリアエビ
・munmun shrimp
【四国】
・阿波乃蝦
・HALKING
【九州】
・地乃海老
・Yoshi ebi
以上です。それでは当日、出品が有力視されている個体をご紹介しましょう。
◆安定のコンプリート
レッドビーシュリンプ。おのずと知れた王道シュリンプ。紅白のコントラストがとってもきれい。
ギャラクシーフィッシュボーン(黒 赤)。シャドーシュリンプからの派生の個体。頭から尻尾までラインが入っている姿が魚の骨(ボーン)に見えるのでこの名がつきました。
こちらは色違い。ギャラクシーは体や顔に細かいスポットや大きなスポットが入ると宇宙の星みたいに見えるのでギャラクシー、と。。二つの表現を持つ個体をギャラクシーフィッシュボーンと称します。
タイガービー。本来の名称は太極(タイジ)。タイガービーとは、ギャラクシー同様日本ではハイブリッドシュリンプとして流通している個体のひとつです。
タイガービーの色違い。
最後にサムライブルーシュリンプ。近年、台湾から輸入されブリーダーやユーザーを一瞬で虜にしてしまった、ブルーカラーが基調の美しい個体。ブルーが好きな日本人にはたまらない個体です。
なお今回はシュリンプフェスティバルというスタイルですが、今後開催されるラウンドアクアの目玉イベントして、さまざまな生体に特化したものになる模様。たとえばメダカフェスティバルだったり、熱帯魚フェスティバルだったり、水草フェスティバルだったり。今後のラウンドアクアの動向に目が離せません。
このほか、当日は恒例のくじひき抽選会も開催。当日の購入者なら全員参加できます。誰もが知っているアクアショップがこの日のためにアクア関連商品をドドンと提供。もちろんハズレなし。買って笑って、引いて笑って。大いに盛り上がることでしょう。
◆開催まであと10日!
「第4回ラウンドアクア」開催まであと10日を切りました。これまでは一アクアショップで開催されていたイベントが大きくアップデートされることで、期待は高まります。
特にシュリンプブリーダーが関西に集結するのはめったにない機会なので、これだけでも観る価値は大いにありそうです。
7月14日(日)は、第4回ラウンドアクア会場・大阪国際交流センターへ。多くのみなさんのお越しをお待ちしています!