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【イベント】関西初!全国のブリーダーが集結したエビの博覧会「シュリンプ フェスティバル」

Posted on 2024年9月6日2024年7月24日 by ikedakoji

エビに特化したアクアイベント「シュリンプフェスティバル」が開催。もちろん関西初。しかも全国のトップブリーダーが出品するまさにエビの祭典が、「第4回ラウンドアクア」と同時開催されました。キワメテにとっても、エビはまさに未知なる領域。会場では、エビに関する興味深い話が聞けました。

☆     ☆     ☆

◆エビは「ラウンドアクア」とともに

年1回開催されるベタコンテストやブリーダーズフェスタの会場としてもすっかりおなじみの大阪国際交流センター。大阪市内のど真ん中に位置し、車でも公共交通でもめっちゃ便利なロケーション。

 

開催されたのは7月14日(日)。梅雨真っ只中でしたが、幸いにも時折小雨がほんの少しパラつく程度。しかも1階ギャラリー内はエアコンが効いていて超キモチイイ!

 

午前10時30分開場。関西初のシュリンプイベントが同時開催されることもあって、来場者は徐々に増加。「たくさんのエビをこの機会にじっくり見たかったんです」「ハイクオリティのエビが集まるらしいよと近所のショップで聞いてきました」「初心者でも飼えるらしいので興味津々です」などなど、シュリフェスへの注目度は予想通り。誰も彼もワクワク感が止まりません。

 

会場はこんな感じ。 まさにエビファースト。シュリフェスのゾーンを中央に配し、さまざまな生体や物品を販売する恒例のラウンドアクアのゾーンが脇を固めて主役を譲っている感じ。決して大きな会場ではありませんが、うまくゾーニングされているなあというのが率直な感想でした。

 

ラウンドアクアゾーンでは、ユニークな植物がたくさん出品されていたり。

 

普段あまりお目にかかれないプレコ関係のグッズが賑わせていたり。

 

きらびやかなアクセが女性の目を引いていたり。

 

初心者でも飼いやすいメダカを集めたブースがあったり。

 

アクアブリーダーズフェスタでもおなじみのグッピーが出品されていたり。

 

もちろんエビ関連の出品もあったり。

 

それぞれのブースで買い物をすると、豪華アクア商品が当たるくじ引きコーナーもあったりで、1日中アクアが楽しめる仕掛けがいっぱい詰まっていました。

◆関西初のエビ博覧会?

今回は、関西初というシュリフェスそのものをクローズアップ。運営スタッフは、いずれもエビのブリーダー。見た顔がないと思ってたらやっぱり。でもめっちゃ親切。「この機会にぜひ多くの人にエビを見てもらいたいんですよ!」と、関西初というだけあってその意気込みはハンパないテンション。

 

ズラリと中央に配された15㎝のキューブ水槽がエモすぎました。上部にパイプをつなぎ合わせてそれぞれの水槽をエアレーション。ベアタンクだとストレスにもなるので、ソイル代わりに鉢底ネットを使用しています。

 

水槽がコンパクトなだけに、それでなくてもミニマムサイズのエビが映えるか心配でしたが、全然OK。高輝度LEDを採用した効果もあって、このイベントならではのシュリンプビューが素敵でした。

 

それぞれの水槽には、ペアのエビがワサワサと可愛く遊泳。表示されているのはペア価格。あのツマツマした行動もじっくり見れます。全国から集まったトップブリーダーたちの成果がこんなに身近に見られるなんて、なんちゅう贅沢。

 

水槽もエビもミニサイズ。今回のように会場がさほど大きくなくても、十分なパフォーマンスが発揮できるというのもエビならではかも知れません。

 

ただ、ローガンが進行する身にはちょっとキツいかも。会場ではエビを食い入るように見つめる若い人たちも多かったですが、オジサンたちにはかなりヤバ目。どうか眉間にシワを寄せないように気をつけませう。

◆シュリフェスミニ図鑑

今回特に目立ったエビをざくっと紹介しましょう。まずは、エビの王道ともいうべきレッドビーシュリンプ(K・S・Eさん/関東)。

 

同じくレッドビーシュリンプ。同じ品種でも、模様の入り方や体型などが微妙に違って面白い(瑠香えびさん/関東)。

 

これもレッドビーシュリンプですが、模様がシンプルでカッコいい。この品種だけでも奥が深そうです(店長のえびさん/北海道)。

 

一瞬レッドビーシュリンプに似てなくもないゴールドタイガー(マテリアエビさん/関西)。

 

きれいな緑色がひときわ印象的なブラックギャラクシー(昭和女子さん/関西)。

 

同じギャラクシー系のブラックギャラクシー(tonakaiさん/関東)。

 

珍しいカラーのエクリプスターコイズ(姫えびすさん/関西)。こちらでピックアップしたエビは、どれも会場ではペア価格で1万円以上のものですが、この中には6万円以上のものも。それでもイベント価格としては格安なのだとか。すごっ。思わずエビ反ってしまいそう。

◆きっかけはアクアブリーダーズフェスタ

ブリーダーの声も拾ってみました。munmun shrimpさん(関西)のレッドギャラクシー。東京で行われているエビのコンテスト「shrimp award 2024」では予選2位で通過した精鋭。3年前、アクアブリーダーズフェスタに出品中の関西えび倶楽部のスタッフに勧められてから、エビ飼育にどっぷり浸かってしまったのだそう。

 

開場早々、売約済みとなったことでゴキゲンのmunmun shrimpさん。「エビは癒されますよ。自分好みのえびをつくれるところが楽しいです」。聞くと、3カ月程度の早い周期で作出できる点も手軽に飼育できるメリットだとか。

 

ちなみに、おとなりにいたレッドギャラクシー(Rmmks-shrimpさん/関東)が、同じコンテストで予選1位を獲得したのだそう。さすがシュリンプフェスティバル、レベルがハンパない。

 

「エビがメインのイベントが少ないので、今回のようなイベントがもっと増えてほしいです」とmunmun shrimpさん。今回の来場者の反応を見ていると、関西のアクア界にとって刺激になったことは明らか。早くも来年が楽しみです。やるかどうかは知らんけど、とりあえず。

◆カッコいいエビにしたい!

雅(みやび)えびさん(東海・中部)のタイガービー(黒)。メインはエビですがコリドラスも飼育中。「なかなか思うようにいかないところが、逆に面白いんですよ(笑)。でもカッコいいエビに仕上げていきたいので、これからも先を目指していきますよ」。

 

自宅では60cmと45㎝の水槽で飼育中。おお、そんなに大きい水槽でもOK?「結構な数をひとつの水槽で飼育できる点も、エビ飼育の大きなメリットなんです」。

 

一番気を使っているのは、「やっぱりソイルです。エビにとってソイルはアクセサリーではありませんから」。なるほど、バクテリアから栄養が取れるか、脱皮して大きくなれるかなど、ソイルはエビのブリーダーにとっても重要なアイテムでもあるようです。

◆マジ?!現役パイロット

クリスタルゴールドシュリンプ(EbiAtionさん/関東)。レッドビーの黄色版に見えますが全く別物。細かいスポットが顔の周りに入っているところがミソなのだとか。韓国から仕入れて繁殖させた新種。本イベントでも最も高額でした。

 

「エビの可愛いところが好きなんです。特に複数のエビがエサの周りに群がる『えびだんご』の光景がたまりません(笑)」。水槽のコケ除去のため投入したことがきっかけで、エビのトリコに。「せっかくコケを食べてくれるのに、結局熱帯魚に食べられちゃうので」別途水槽を確保したのが事の始まりでした。今では、アジア諸国を中心に海外のブリーダーからも問い合わせがあるトップブリーダーです。

 

にしても、エビと引っかけた名前(エビエーション)なんてベタやなあと思いきや、その名の通り本物の航空業界人でした。しかも国際線の機長!今日一番の驚き。世界の空を飛び回り、奥様は元スッチーって、アータ出来すぎでしょ?笑顔が俳優の岡田将生に似てるね。「はい、よく言われるんです!」。言われるんか~い。

◆やすい!やす~い?

サラサタイガーは、エビブリーダーの大御所・さと美えびさん(関東)オリジナルシュリンプ。きっと長い間研究を重ねてきた成果なのでしょう。イベント価格で超特価でした。それでも普段の50%off。

 

噂には聞いてましたが、まさか女性のブリーダーだったとは知らなかったです。もともとプレコのブリーダーだったご主人の影響でエビ飼育を始めた奥様でしたが、「最初はイヤイヤだったんですよ(笑)。でも気がついたらネットショップも10年以上経っちゃいました」。ことエビの繁殖に関しては、誰もが認めるレジェンド。すご~い。

 

しっかりブリードして、しっかり選別して、しっかりしたきれいなエビを世に送り出す。決して揺らぐことなく妥協のない姿勢で取り組んできた奥様。「エビってこんなに小さくてきれい。もっともっとみなさんに可愛がってあげて欲しいです」。飼育も小スペースで済むので設備も安くつくんです。やすい、やす~い♪」。あ、さっきから誰かに似てるなえと思ってたら、あの美人演歌歌手にクリソツ。あかん、ご主人があの社長に見えてきた。

◆エビは海老にあらず

エビ専門のショップといえばローキーズインターナショナルさん(堺市)。「今日きておられるブリーダーさんにも大変お世話になっています」と奥様。「エビは初心者のかたでもちゃんと手順を踏まえば、さほど飼育は難しくないので、ご来店いただければ色々とアドバイスさせていただきます」とPRもバッチリ。一度機会を見つけて、初心者に向けたエビの飼育方法なんぞを取材すべく足を運んでみますね~。

 

そんなショップの愛娘さん(右)もこの日限定でお手伝い。「忙しい時は駆り出されるんです(笑)」。なんちゅう親孝行。左は大阪市の谷和奏(わかな)さん。なんとまだ中学生。しかも2人とも初対面。「お父さんが自動車工場の事務所でエビ飼ってます。お父さん、こんなところへきたらイキイキしてるんです。普段と全然ちゃいます(笑)」と、みんな初対面なのにフレンドリーすぎました。ぜひ取材に行ってみたいなあ。

 

主催者の話によると、当初はエビオンリーの展示やコンテストを企画していたそうです。紆余曲折の末に今回のようなスタイルに落ち着きましたが、次回は別の生体に重きを置いた『なんちゃらフェスティバル』になるとかならないとか。えええ、次回もエビでいいのに。

 

後日ちょっと確認したところ、エビを決してナシにするわけではないとの回答。シュリフェスのスタイルを保ちながら、さらにパワーアップしていきたいとのことでした。それなら安心。

 

今回、色々勉強になったことも山積み。エビを漢字で書くと「蝦」。蝦は蝦であって、「海老」にあらず。知らんかった~。

 

小スペースでも飼育可能。もしかしたらアクアで最小?ただしローガンにご注意。

 

思っている以上に飼育は難しくないということが、何より印象的でした。ホンマに~?まだ疑ってますが。

 

エビはX(旧Twitter)、メダカはInstagramがコミュ力の源。ああ、確かに。ただし諸説あり。

 

エビは決して水槽のお掃除屋さんにあらず。これも多くのブリーダーが熱弁。生きものの食物連鎖の観点でいうと下位になりますが、コリドラス同様負けちゃいかん!底魚には底魚の意地がある!

 

そして一番大事なのはソイル。一にも二にもソイル。ブリーダーが一堂に介すると関心の話題はほぼこれ。だから必要なんですよね、これがホントのエビデンス。

 

記念すべき関西初のシュリフェスは無事終了。まずは大成功。またワンチャンあるかも。運営スタッフのみなさん、出品者のみなさん、そして来場者のみなさん、お疲れさまでした&ありがとうございました!

 

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