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【ユーザー訪問】夢は全国の水族館制覇&「とおま水族館」創設☆火は消してもアクア熱は燃えまくる消防士・筒井斗央馬さん(和歌山県)

Posted on 2023年9月29日2023年9月2日 by aquariummagazine

和歌山県在住の筒井斗央馬(とおま)君は、現役消防士。弱冠21歳。地元の消防署では最年少で、ユーザー訪問取材対象者としても最年少。それまで平静化していたアクア熱が、ひょんなことがきっかけで再びメラメラ。いやいや、いくら燃えちゃってもいいんですよ~、県民の命や財産を守ってさえくれていれば(笑)。本邦初公開の消防士のユーザー訪問となりました。ついでに、とおま君オススメの水族館ガイドつき(笑)。

☆     ☆     ☆     

◆とおま君は元高校球児

「う~ん、やっぱりタコ足配線はできるだけしないほうがいいと思いますね。それくらいじゃないですか?今はどのメーカーの商品も安全性が高いので、よほど使いミスをしない限りは安心して使えますから。それと、メンテや水替えの時は絶対にその場を離れないことでしょうね」。開口一番、アクアライフで気をつけるべき点を聞いたらこんな答が返ってきました。さすが現役消防士!

 

小学生のころから少年野球に勤しみ、高校生までキャッチャーとしてチームを引っ張ってきた、とおま君。うんうん、そんな感じ。話し方や立ち居振る舞いなどに接していると、確かにリードオフマン的な好青年。高校卒業後は、「体を使う仕事がしたかったので」と、迷いなく消防士を志願。火災や交通事故はもちろん、救急や山岳救助などの現場で第一線に立っています。

 

そんな危険といつも隣り合わせの、とおま君。唯一、唯一、気が休まるのが自宅マンションで水槽に向き合うひととき。「いやあ~、癒されますね~」。取材では温和な表情の、とおま君。きっと災害現場では、キリリと引き締まった男らしい表情を見せるに違いない!そう、海猿みたいに!と勝手に妄想してしまいました(笑)。

 

ベランダから光が差し込む明るいマンションの一室。1階なので、万一水漏れがあったとしても階下の住民に特に被害が及ぶこともなし。もしかして、それを考慮して1階を選んだとか?あー、そこまでは聞かなかった(笑)。でもたぶんそう。

◆アクア第1弾は「ザ・熱帯魚」

アクアが好きで釣りも好き。魚は子どものころから好きでした。「どうしても魚と一緒に暮らしたくて」、一人暮らしを始めたのと同時に立ち上げたのがこの水槽。まさにザ・熱帯魚水槽。普段は照明を使うことはほぼありません。「一時水草を育てていた時は使っていましたが、自分はやっぱり魚が主体なので」。

 

ネオンテトラ、カージナルテトラ、ブラックテトラ、コンゴテトラ、頭部の赤いのが特徴のラミーノーズテトラなど、ほぼほぼテトラ系。

 

このほか、オトシンクルスやミクロラスボラハナビ、そして特徴的な尾びれを持つソードテールグッピーも。

 

お気に入りはミクロラスボラハナビ。「体の要所要所に色がついていて、体は小さいですが、しっかりアピールしているんです」。

 

とおま君にとって、本格的にアクアに踏み出した記念すべき第1号の水槽。だのに、「欲しがっている知り合いがいるので、もしかしたら譲るかもしれないんです」。えー、マジ(笑)?しかも魚だけでなく、オールインワンでの譲渡プラン。とおま君、超太っ腹。

◆イモリのいる清流コーナー

続いてこちらも60㎝。流木などが巧みにあしらわれています。とおま君いわく、清流のイメージ。「和歌山は海のイメージが強いんですが、山に分け入るときれいな川もたくさんあって、この水槽は清流コーナーの位置づけなんです」。

 

水量はほぼ水槽の半分。流木の隙間を縫うように数匹のハヤが泳いでいます。暖色系の照明だったザ・熱帯魚の水槽とは違って、こちらは寒色系。さわやかなイメージ。

 

ここの目玉は何といっても、オキナワシリケンイモリ。「ショップで一目惚れしました。よくあるんです、思いつきで買ってしまうことが(笑)」。その姿勢、火事だと聞いたら躊躇することなく出動するのと同じ(笑)?

 

尻尾がシュッとなっているオキナワシリケンイモリ。そう、まるで手裏剣のような形状なのでこの名がつきました。そして、背中に金箔のような模様がたくさんあればあるほど値打ちがあるといわれています。

 

手にとって出して現場検証。赤ちゃんみたいな手がチャームポイントなんだそう。「お前、大きくなったなぁ」とポツリ。ほかにも、背中が黒いのが特徴のアカハライモリもいますが、とおま君自らが清流で採取したもの。残念ながらこの時は姿を現してくれませんでした。

 

ザ・熱帯魚と清流コーナー。本当ならこの2つの水槽で落ち着くはずでした。それがまあなんと、寝てる子を起こしてしまいました。火災や遭難がある日突然起きるように。

◆KOTOBUKIの水槽が火付け役?

清流コーナーの下に置かれたKOTOBUKIの60㎝水槽。

 

中にはナマズが1匹。どことなく新しい気がするのは自分だけ?「いやあ、この水槽がきっかけでえらいことになりそうなんです(笑)」。え?え?どういうこと?いよいよ緊急出動!?

 

この水槽、実は今年5月に開催された「ペット王国2023」でゲットしました。KOTOBUKIブースで行われていたガラポン抽選会に何気なく参加したところ、何と1等賞。見事に水槽セットを引き当てたのでした。

 

その時の様子がこれ。今と少しキャラが違います(笑)。「この時は訓練の大会の日が近くて、短く髪を切ってたからだと思います」。Tシャツから見える上腕筋はさすがのムッキムキ。60㎝水槽もこの通り軽々、パワ~~~!

 

この水槽をゲットするまでは、こんな感じ。比較的コンパクトな水槽ばかりが5本。もしかしたら60㎝水槽が3つになったことで、アクア熱に火がついたのかも知れません。「何と言ったらいいのかわかりませんが、これで歯止めが効かなくなってしまったんです(笑)」。あかんでしょ、消防士が熱くなっちゃ(笑)。

◆自分で上部式をつくっちゃった

KOTOBUKIの水槽が火付け役になってしまった、とおま君。そして、早速着手したのが、ひときわ存在感のある水槽でした。それまであったコンパクト水槽を整理し、行き着いた先がこの120㎝水槽。

 

大迫力の大型8Kテレビのような。いや~、存在感ありすぎでしょ(笑)。なるほど、これがしたかったのですね。

 

今までなかった大型水槽。大阪府堺市のアクアショップで中古購入したそうですが、オスカーやエンドリケリーなどがゆうゆうと泳ぐ姿はさすがにダイナミック。

 

きれいな体色のプリプテレスセネガルホワイトも。これまで見ていた水槽とはまったく異なる世界観。まるで水族館のよう。。あ、これか!とおま君が目指していたのは、水族館を自宅で再現することだったのです。

 

しかもフィルターはハンドメイドの上部式。よく見ると、ろ材が適宜投入されています。

 

あの世界的に有名なキャラクターも。もとはといえば、「洗濯用のネットなんです(笑)」。

 

水槽の一番奥に吸い込み口があり、上部を経てろ過された水が再びこのポンプから水槽へ。こんな仕組みをわざわざつくるのも、水族館を意識しているからこそ。「買ってきてすぐに取りかかりました。終わったのは真夜中でしたが(笑)」。もう、次の休みの日まで待てばいいのに(笑)。

◆休日には水族館デート

とおま君には、おつきあいを始めてまだ間もない女性がいます。彼女は、とあるアイドル系女子プロゴルファーに似たイケ女。そんな可愛い彼女の手も借りて、120㎝の水槽を運び込むのはかなりの重労働だったはず。しかも真夜中まで作業をしていたというから、実にけしからん(笑)。「いえいえ、私も魚が好きなのでしんどいとは思ってません」と目を細めてニコニコ。あー、うらやましい(笑)。

 

ユニークなのは、デートは全国の水族館めぐりだという点。これまで近畿や四国の水族館を10個所以上回りました。「いずれ2人で日本中の水族館すべてを制覇したいんです」。素敵な夢を語る若者2人。絵に描いたような幸せを目の前で見せつけられて、メンタル撃沈(笑)。

 

ということで早速、とおま君オススメの水族館を教えてもらいました。まずは四国水族館から。※水族館の写真はすべてとおま君提供

 

「もともと日帰りで大阪に遊びに行く予定だったんですが、2人で旅行がしたいなという話になって、急遽行くことになりました」

 

「予定も何も決めず香川に旅行に行き、1泊2日して帰ってきました」。ところで水族館そのものの感想は(笑)?

 

続いて鳥羽水族館。「施設がとても大きくて、水槽一つ一つがきれいでした。僕的には今のところここが1番好きです」

 

「もともと行きたいなあと話をしていて、なかなか予定が立たなかったんですが、その日は2人とも早起きできて、じゃあ今日は三重旅行に行くか!って感じで牡蠣の食べ放題と、鳥羽水族館を目標に行きました!」。

 

感想は?「ピラニアの水槽が1番印象に残っています」。

 

続いて、名古屋水族館。「1泊2日で予定を立てて行きました!。彼女の成人式が終わってから、名古屋に向かって車で走りました」。

 

「その時はジブリパークと名古屋水族館が目標でした。彼女はイルカが好きで、イルカショーの迫力がすごくて印象に残っています」。

 

「彼女大喜びでした!」はい、ごちそうサマンサ(笑)。

 

さらに京都水族館。「嵐山で浴衣を着て花見をしたくて、それプラス京都水族館を目標に1泊2日で行きました」。ほお~。

 

「ペンギンが目の前を歩いたり、かなり近い距離にペンギンが寄ってきてくれた印象があります。ペタペタ歩く感じがとても可愛かったです」

 

最後に、みなとやま水族館。記念すべき一眼をゲットしての石川旅行。買っちゃいましたか!取材の時、欲しいって言ってたもんね。

 

一眼だとハッキリ&クッキリ。平日だったので人も少なく、「彼女が特に好きなシュモクザメやジンベイザメも間近に見れて、大いにテンションが上がりました」。

 

以上です。水族館紹介というより、ほとんど彼女さんとのデート日記になっちゃいました(笑)。いやいや、それも若さゆえ。とおま君、ありがとうございました!そして彼女さんもありがとうでした!

◆とおま君の向かう先

ソファには戦利品の数々。こんなサイズのぬいぐるみを抱えて持って帰ってこれること自体、若さを感じます。

 

お気に入りのぬいぐるみを抱える、とおま君。こうして見ると、少年の面影を残しています。

 

ん?こんなところにフトアゴのフィギュアが。「いやあ、欲しいんですけどね~。でもまだ温度管理など、爬虫類を飼える環境をつくることに躊躇していまして。家を空けることも多いですし」。そうなると確かにエアコンの温度調節やヒーターの温度管理が必要になってきます。2年後には結婚を視野に入れているという、とおま君。その時まで辛抱して待ちなさい(笑)。

 

肺魚にも興味があります。フトアゴも肺魚もどんどん大きくなるよ。「それがいいんですよ。成長する姿を見るのがとっても楽しいんです。魚の成長に合わせて水槽をサイズアップすることにも抵抗はありません」。さすが消防士、危機管理にも長けています(笑)。

 

可愛いサイズのウーパールーパーが隅っこの水槽に。これは彼女さん推し。この子もみるみるうちに大きくなりますが、そんなことは百も承知。安心してまかせられそうです。

 

そして、「いつかは誰でも見ることのできる水族館みたいなものをつくりたいんです」。夢が現実になるまで、今は色々なことを試すシミュレーション期間なのかも知れません。

 

とおま君のアクアライフはまだ始まったばかり。自宅だけでなく勤務先の消防署にも水槽を置きたいと願う、とおま君。やりたいことや叶えたい夢をたくさん持てるのは、若さの特権。また何年後かに会いましょう。こちらが生きてさえいればね(笑)。

 

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