2016/05/28イベント, スタッフ, めだか, ユーザー, 取材, 告知, 専門家, 水草

【イベント】予想以上に盛り上がった「アクアブリーダーズフェスタ2016」☆

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ブリーダーさんが持ち寄った展示即売会「アクアブリーダーズフェスタ」が、5月22日(日)に開催されました。

いやあ~、こぢんまりした会場は朝から熱気ムンムン。

原種や繁殖品種のグッピーやプラティー、そしてメダカなど、普段ショップなどでもめったにみられない生体ばかりが勢ぞろいしたので、盛り上がらないはずがない!

交わされる会話を聞いていると、もうどっちが売る側か買う側かさっぱりわからない(笑)!

ふだんなら静かな日曜日のオフィス街の一角は、多くのアクアファンでにぎわっていました。

早速どんな様子だったか早速ご紹介したいと思います☆

 

 

◆ああ奥が深すぎるメダカの世界

最初にこのイベントの話を聞いた時は、ぶっちゃけメダカ系に疎い自分にとって内容がチンプンカンプン(笑)。告知原稿を書き進めているうち少しずつその内容のすごさもわかってきて、「ブリーダーさんが主催ってことは、相当珍しい生体が見れたり買えたりできるっちゅうことやん!」と、やっと気付く始末(笑)。主催者のみなさん、大変ご無礼しました♪

というわけで、関西初となるブリーダーさんによるアクアイベントに取材敢行。その様子をお届けしましょう。あいにく会場にこれなかった人は、きっと「ああ、無理してでも行けばよかった~」と思うこと間違いなし(笑)

 

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会場に入ってすぐ目についたのが、アメリカザリガニの展示コーナー。あ、そういえばそんな名前の漫才師いたなー、どこいったんやろ(笑)。超コンパクトの水槽にはオトナのザリガニがずらりと。してプリン容器のような小さな入れ物には、おこちゃまのザリガニが。なるほど、子どもが大人になったらどんな容姿のザリガニになるのか、これなら一目瞭然です。

 

7X1A1058このコーナーの担当者誰~?って聞いてすごすごやってきたのは、わざわざ横浜からやってきたという「ザりガニパンチ☆」(なぜか「り」だけ平仮名♪)と名乗る青年でした。いや、被り物をしていたので、青年どうかわかりませんが(笑)。

ブリーダー歴2年。知り合いのブリーダーさん数人と繁殖に励んでいるのだとか。ちなみに、どこへ行くにも被り物をしているわけではありません(笑)。

7X1A1049エノプロスターナム

ここでの一番人気はこれ。エサや環境で体の色が変化するという不思議な品種、「エノプロスターナム」。会場でみたのは、縞模様のおとなザリガニ。なるほど、ヨコシマになるような環境で育っちゃったんでしょうね(笑)。オスが6,000円、メスが7,000円でした。結構しますね。

 

ミステリークレイフィッシュ

これは「ミステリークレイフィッシュ」。何とメス1匹飼うだけで、いくらでも子どもを産むのだとか。へえ~、不思議~。「専門家たちの間でもハッキリ理由がわかってないんですよ~」とザりガニパンチ☆君。ぜひ謎の解明、してくださいね(笑)

 

シュフェルディー

このほか、わずか3センチくらいまでしか成長しない「シュフェルディー」や、大人になってみないと何色になるかわからない品種など、ユニークでミステリアスな品種がたくさん。楽しいコーナーでした。

 

◆お待ちかねの「変態」登場~♪

7X1A1143以前、この同じ会場でメダカの即売会を主催していた「世界の創作めだか愛好会」も参加。そのうちのスタッフの一人が、はじりよしおさん。ん?お名前は漢字じゃないんですか?「はい、愛好会ではそうしてるんです」だそうな。はじりさんに限らず、このイベントとは別の「表の顔」を持つ人がほかにも多々。さっきのザりガニパンチ☆君もそう。みなさん色々と事情をお持ちなようで(笑)。

 

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グッピーコンテストでは三角尾のデルタテールが主流ですが、ここでは、創作めだかというだけあって自由に繁殖された珍しい生体が中心。尾に特徴のあるソード系の「シンガブルーレッドダブルソード」や、限りなくグッピーに近い原種とグッピーを交配させた「エンドラーズハイブリッドアイボリー」も。とりわけのこの交配品種では、アイボリーは貴重な存在だそうです。

 

7X1A1072ん?【変態めだか】?何それ(笑)。埼玉の横田秀雄さん、デルタテール以外のメダカの繁殖に力を入れているのだそう。「だから変態なんです!」(横田さん)。いやいや、仰ってることはわかります。でも何かほかにいい言い方はなかったんでしょうか(笑)。

要するに、創作めだかを横田さん流にいうと【変態めだか】に。「個人的に【変態】という言葉も好きなんですけどね(笑)」と仰る横田さん、やっぱり変態でした(笑)

 

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希少なメダカを横田さん自ら撮影したフォトアルバムも限定販売。生体の美しい姿が印象的でした。

 

◆え、卵生と卵胎生に加えて「真胎生」!?

このコーナーで知った驚きの事実。メダカは、卵を産むタイプ(卵生)とメスのお腹の中で卵が成長して赤ちゃんが生まれるタイプ(卵胎生)との2タイプだけと思っていたのに、卵とお母さんメダカとがヘソの緒でつながっていてお母さんメダカから栄養をもらって成長するタイプもあることを知ったからです!読者のみなさん、ご存じでした?この世界では「真胎生」と称するのだとか。まだまだ知らないことが多すぎるなーと、ちょっと凹みました。ちょっとだけですけど(笑)

 

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本イベント唯一、水草販売していたのが、神戸市北区の田尻隆夫さん。自宅周辺の河川などで採取した水草や、ご自身で増やしたという水草などを出展。個人の趣味だと仰るアンティークなガラスケースもでした。

注目を集めたのは、準絶滅危惧種の食虫植物「ヒメタヌキモ」。タヌキの尻尾に似ていることからこの名前がついたそうですが、早々に売り切れてしまいました。写真になくてゴメンナサイ。生体だけでなく、こうした人気の水草が買えるのもこのイベントならではでしょう。

 

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日本胎性魚協会の萬代優一さん(休会中)も出展。原種の美しさに魅せられ、自らインドネシアへ渡って採取し繁殖に成功した「トラジャングッピー」を出展。スラリとした細身で色白のキャラからは想像できないほど、筋金入りのワンルドなブリーダーさんです。友人のアメリカ人にベネズエラで採取してもらった「エンドラーズ」(グッピーに近い原種)も同時販売。

「硬水で育った魚を徐々に軟水に慣らしていく行程が一番大変です」(萬代さん)。人間にいくらよくても、魚たちにとってはよくない水環境が世界中にいっぱいあります。原種の美しさと血統を守っていくことは大変でしょうが、ぜひ萬代さんのような人に頑張ってほしいものですね。

 

◆子どもから女性アクリストまで

7X1A1124さてさて、同イベントにこられたお客さんにもちょっとインタビューをば。まずは枚方市にお住まいの宮永佳都さん。「キワメテ!水族館」の読者でもあります、エッヘン☆。ご自宅ではベタを中心に多くの熱帯魚やペットを飼っておられます。数年前のベタコンテストでは、なんと入賞の経験もおありだとか。ある意味、貴重な女性アクアリスト。今日は金魚や水草をご購入。

 

7X1A11757X1A1171父娘でお越しの谷さんは、アクアショップ・アクアテイラーズでこのイベントを知り、はるばる奈良から会場へ。ご自宅では爬虫類の「アカハライモリ」が繁殖中だとか。みんなツワモノやな~(笑)。原種のグッピー販売コーナーでは「どれにしようかな~」と思案に思案を重ね、最終的にはブリーダーさんからアドバイスを受けたことが決定打となり、「メリーウィドウ」をワンペアで購入。ちなみに「メリーウィドウ」は、ペアリング後オスが死んでしまっても何度も出産する変わった品種。へ~、知らなかった。もう驚きが連続のイベントです。こうして、ブリーダーさんのアドバイスを受けながら生体が買えるのも、このイベントならではですね。

 

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会場には子どもたちの姿もありました。土佐金やらんちゅうのいる金魚コーナーから離れない、女の子二人。一人の子のお父さんと一緒に大阪市内から。それぞれのおうちでメダカやコイ、カメ、ベタなど、大好きな生きものを飼っているお友達同士。意外なことに「金魚はまだ飼ったことがない」らしいです。いずれ金魚を飼うチャンスがあればいいのにね~。

 

◆「キワメテ!水族館」読者も多かった!

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午後2時からは、待望のビンゴ大会のはじまりはじまり。お目当ての賞品は、小型水槽、クーラーファン、アクア用品の詰め合わせ、ヤシャブシの実などなど。よくみると、あらまあウーパールーパーの赤ちゃんも賞品にラインナップされていました。

 

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「ビンゴ!」。ビンゴ大会終盤で元気な声をあげたのは、さきほど金魚のコーナーで興味津々眺めていた女の子でした。おお~、よかったね~♪早速おうちへ電話してお父さん・お母さんと直接交渉。欲しかった土佐金がめでたく手に入ったのでした。

 

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ビンゴ大会も最後の最後に。門真市の山田純平さんのビンゴカードは、あらら穴だらけ(笑)。と話していたら、おお~、ビンゴになったではありませんか!賞品の土佐金をゲットした山田さん、「このイベントはキワメテ!水族館で知りました」そうな。うれしいじゃーあーりませんか。「キワメテ!水族館」も結構アクアの広報に貢献しているのだと実感した瞬間でもありました。

 

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会場中央にはライブベアラーズクラブによる、プラティーの原種(バリアタス・マキュラータス•キシディウムなど)が展示されていました。これらはすべてテキサス大学の研究機関から譲り受けた品種をもとに今も大事に扱われ、繁殖に力を入れているそうです。そう、とっても希少な品種ばかりなんですよ~、虫かごみたいな水槽に入ってるけど(笑)

◆生産者の顔がみえる安心・安全イベント

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最後に、主催者のライブベアラーズクラブの藤原彦亮さんに話をうかがいました。「関西初のイベントで不安もありましたが、思った以上に反響があり驚いています。マニアにもそうでないかたにも興味を持ってもらえたことが何よりです」。どうもお疲れ様でした。

 

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「原種は地味だといわれるが、その中でもキラリと光るものがある」。グッピーやメダカに限らず、原種に魅せられた人たちは口々にそういいます。そして、生産者の顔がみえることが消費者にとって一番の安心・安全であるように、ブリーダーさんの顔がみえるこうしたアクアイベントは実に貴重な存在です。

 

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かくして、関西初のユニークなイベントは無事終了。おかげで、メダカやプラティーのさまざまな生態も理解できました、たぶん(笑)。高品質の原種を守りつつ、繁殖させている人たちの苦労も、しっかり知ることもができました。ユニークなブリーダーさんが大勢いたことも印象的でした。

「表の顔」が不明なブリーダーさんも意外と多かったのは気になりましたが(笑)

また来年、お会いしましょう!

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